Gather Magazine

    Gather(ギャザー)導入事例:株式会社カウシェさま

    みなさん、こんにちは。Gatherマガジンのすぎやまです。

    Gatherの醍醐味といえば、簡単なカスタマイズ性ですが、いくら簡単とはいえ会社の皆が快適に利用できるスペースを作り上げるには試行錯誤が不可欠です。

    本日は、スペース制作において、Gather界のサクラダファミリアを目指す株式会社カウシェ様にその活用の秘訣を聞いていきます。

    目次

    自己紹介

    本日はよろしくお願いします!さっそくですが、自己紹介をお願いいたします!

    よろしくお願いします、岡田です!株式会社カウシェのコーポレート部門で社内ITや情シス周りを担当しています。弊社はまだ創業3年のスタートアップですので、それに限らずコミュニケーション施策など、どのようにしたら社内のコミュニケーションが活性化するのかを、他部署と連携しながら進めています。

    フットワーク軽く会社を支える役割を担っているんですね!
    どんなきっかけでGatherを使い始めて、現在はGatherをどのようにつかっていらっしゃいますか?

    Gatherを使い始めたのは、約1年ほど前です。コロナ渦に創業してオフィスに出社しないで人とやり取りをする際、実務の会話以上のコミュニケーションがなかなか難しくて、その壁をどう乗り越えていくのかというタイミングでGatherに出会い使い始めました。現在創業3年になるのですがメンバーが約130名おりまして、平時だと30名~40名、全体的な会議の際には60名以上がGatherに集まる等、基本的に全員がGatherを使って出勤しています。

    具体的な使い方は、オフィスを案内しながらお伝えしますね!

    是非お願いします!

    株式会社カウシェオフィスツアー

    実はもともとデフォルトのスペースがあったのですが、そのスペースから移行する際に船に乗って移住してきたストーリーを出すために上記のようなデザインにしています。

    オフィスの構成は島になっていて、こちらのスペースでは入社式だったり、大勢に向けて登壇するときに使っています。

    こちらの大会議室は先程のステージと同様に大勢での打ち合わせの際に使用します。基本的に開発チームの全体会議で使われることが多いですね!

    あとは、個別のMTGを行うためのミーティングルームがいくつかあります。左のラボのような部屋は開発チームがよく使っていますし、右のサウナ室ではサウナ好きのメンバーがMTGをしています。

    実際に中に入るとパチパチと音がするのでかなり臨場感のあるサウナルームになっていますね!

    そしてここは、1on1や2on1といった少数でのクローズドなMTGをしたい際にはそれぞれ番号で席を予約して使っています!

    こちらは体育館になるのですが、オフィスを作る際に「こんなのあったらいいよね」という声の中から作れそうなものを作ってみました。隣の部屋は「寒い部屋」と呼ばれているのですが、営業チームがよく使っていますね!

    真ん中のエリアはフリーアドレスになっていて、皆思い思いの席に座って、自分の席が確立したら好きにデコレーションして使っています。

    真ん中のエリアはフリーアドレスになっていて、皆思い思いの席に座って、自分の席が確立したら好きにデコレーションして使っています。

    島自体は結構広くできているので、左上の空地のエリアは今はキャンプ場になっていますが、今後建物を建てたり、と人数に応じてカスタマイズできる余地が残っています。

    こちらはもともとGatherを一番最初に使い始めたときに遊び心で作ったのですが、弊社が創業した際の最初のオフィスは、代表取締役の門奈の実家のレストランのバックヤードだったのですけれど、そのバックヤードを再現した部屋になっています。

    本当にこのGather通り、狭く窓のないバックヤードで創業したのですが、これも残しておいてあるんです。こういった遊び心があるものが沢山あって、いろいろな使い方ができるところが気に入っているところです。

    更に具体的なオフィスの様子は是非こちらのnoteを参考にしてみてください!

    オフィス制作のポイント

    とてもクオリティが高く、そしてわかりやすいビジュアルのオフィスですね!
    オフィス制作に関して、ビジュアルで用途や目的を伝える際のポイントはありますか?

    制作当初は、部屋の見た目と呼び名がマッチするかを気を付けていました。例えば、「体育館でMTG」といわれた時に「体育館ってどこだ?」とならないように、入社したての人でも一目でわかるようなデザインにするか、といった点ですね。会議室A,B,Cといった表記だと、Gather上ではパッと見ただけではうまく伝わらなかったりするので…

    確かに、呼び名と見た目が一致しているデザインは大切ですね…!
    ちなみに、今のデザインにはどんな経緯で変更になったのですか?重視した点と合わせてお聞きしたいです。

    もともとはデフォルトの横長のマップを使っていたのですが、当時の課題は「誰が出社していて、どこにいるのかよくわからない」というものでした。それを解決するにはどうしたらいいだろうか?から今のオフィスの制作がスタートしました!

    オンラインだと、予定には入っているけれど、相手の様子は想像しにくい、だからなんとなくでも、一緒に働く皆の様子がわかるようなデザインを重視しました。実際のオフィスで視界の端に「あ、開発部が会議しているな」というあの雰囲気を再現するイメージですね。

    特に弊社だとフルリモートが可能なので、北海道や福岡のメンバーや、海外で働くメンバー達がいるのですが、そういったメンバー同士がオンラインでしか会う場がないのにチャットツールやビデオ会議だけしかコミュニケーション方法がないのは、ちょっと寂しいじゃないですか。そこに心理的安全性はないなと思うので、その心理的安全性をいかに担うかという点が重視した理由となります。

    リモートワークと心理的安全性

    心理的安全性はとても大切ですよね。ちなみにGatherを利用する前は心理的安全性の部分で十分ではなかったとのことですが、具体的になにかトラブル等はありましたか?

    トラブルではないと思うんですが、本来オフィスだったらひざを突き合わせて会話ができていたものが、できなくなったことで同じチームの人が何をしているのかわからずに不安という声が多くありました。当然チャットで会話はしているし、業務時間だから仕事はしているんですけれど、文字情報の先が見えないことが不安だったんだと思います。

    確かに、判断できる情報が文字情報しかない中で、相手もすぐに返事ができる状態ではないこともありますし、相手の状態が見えにくいことが不安に繋がるのはよくわかります。

    そんな中で、Gatherだと、チャットで「少しお時間いいですか?」とお伺いを立てる必要もなく、ふらっと相手に話しかけられるので、話しかける最初の一歩のハードルを大きく下がって、不安感の解消だけでなく、事業スピード的にも早くなりました。

    実際に今は、チャットで「少しお時間いいですか?」といったやり取りはほとんど発生しておらず、気になること聞きたいことがあったらGatherでサクッと聞くことができている状況です。一目見て相手が話しかけていいかわかるので「この進め方であっているだろうか?」「後にした方がよいだろうか?」といった迷いがなく、相手に聞くことができているのでコミュニケーションでの不安やストレスなく仕事ができている実感があります。

    社内メンバー達へGatherが浸透した理由

    ちなみに、パッと見ただけでも皆さんがGatherを活用している様子が見て取れるのですが、どういった流れで皆さんGatherを使っていただけるようになったんでしょうか?

    使い始めの頃は5,60名程で利用していたのですが、その際はMTGは基本的にGatherでやりましょう。という方針と、MTGエリアの基本的な分類があるだけでした。例えば、右側の土間エリアは1on1等のクローズドな内容を話すときに使う、それ以外のMTGは体育館や寒い部屋を使う、雑談は酒場で行うという感じで場所ごとに、緩い利用目的を決めたことで「ここに行けばこういう目的の人がいる」という事が浸透し、習慣となったことが継続的な利用に繋がっている印象です。

    それとは別に、MTG前になると、メンバーが遅刻しないようにGather上をいそいそと移動したり、会議が終わると自席に戻っていったり、そういった様子が目に見えるのも、実務には関係ないですが、遊び心がある一体感を感じられるポイントとして皆の感性とマッチしたのかもしれません。

    なるほど!「どこに行けばどんな人に会える」が明確だとスムーズなコミュニケーションに繋がりますし、定着のポイントになるもの納得です。

    ちなみに、ジョインしたタイミングからGatherを使うのと、Gatherに移行するのとでは利用のハードルが異なると思うのですが、Gatherへ移行したメンバー達が協力的にGatherを利用してくれたのは何かきっかけがあったのでしょうか?

    今思い返すと、デフォルトのマップからオリジナルのマップに移行したタイミングで協力してくれる人が増えたように思います。もともとのデフォルトのマップだと、利用していて不便に感じるポイントが多くありました。例えば、マップのオブジェクトが重く、画面の表示速度が遅いなどですね。当初は8ギガほどあった読み込みが今では数百キロバイトまで軽くなったので「これだったらストレスなく使える」といった感じですね!

    なるほど!改善が目に見えると「そしたら使ってみようかな」という気にもなりますしね。新しいスペースに移行したタイミングでは皆さんの声はどういったものがありましたか?

    リニューアル前は、MTGがGatherで設定してあるし、導入進めている人もいるから仕方なしに使っている部分は少なからずあったのですが、リニューアル後は「これだったら喜んで使います!」といった感動の声がありました。今では愛着をもって使っている人がほとんどですね。

    あとは、オンライン上だと、自席の概念がないですし、関係者かそうでないかを示す社員証も不要になったので「自分がこの組織に所属している」というアイデンティティがなくなっているのですが、Gather上だったら一体感を感じられるし、自分の居場所を作ることができるということを実感したことも定着の大きなポイントだと思います。

    カウシェのカルチャーとのマッチング

    なるほど、愛着の持てる場所で一体感を感じられることがポイントだったんですね。とても素敵です!

    実際に活用が進んでいる企業の方にインタビューをすると「楽しむ」ということをカルチャーに掲げている企業の方が実際にGatherを楽しみながら使ってくれているケースが多いのですが、カウシェのメンバーの方たちもカルチャー面でGatherがフィットするポイントがあったのでしょうか?

    そうですね、カウシェには「Enjoy Working(働くことを楽しむ)」という行動指針があるのですが、その点でとてもフィットしているのかもしれません。仕事をしていると、つらいこと大変なことが多くあると思いますが、その状況をいかに楽しみながら乗り越えていくかを皆で意識しながら取り組んでいるので、そういったカルチャーによる部分が大きいと感じています。

    なるほど…!納得です。
    ちなみに、そういった行動指針をGather内で浸透させるにはどんなことが大切になりそうでしょうか?

    そうですね、もちろんいろんな方法があるとは思うのですが大切なのはカルチャーを体現する為の社内の施策の中でどうやってGatherを活用していくのかだと思います。例えば、弊社では「インターンとしてジョインするメンバーの入社式をしたい!」「じゃあそれGatherでやろう!」といった形で利用が進んでいっています。

    Gatherを使うためにGatherを使うのではなくて、ビデオ会議だったり、リアルで集まったり、いろんなコミュニケーションの方法の中から「それGatherでやりたい!」を繰り返した先に今の現状があるイメージですね。あくまでGatherは「Enjoy Working(働くことを楽しむ)」を体現するためのツールですので、Gatherを使ったから「Enjoy Working(働くことを楽しむ)」が実現したというわけではないんです。

    これからのカウシェの展望

    最後に今後のカウシェのGather利用の展望をお聞かせください。

    現状メンバーが増えて来たので、今後は、自席が足りないという問題に直面していくだろうなと想定していまして、実際にCSチームの人数が多いのですが、自席がないので席を作ってくださいといった声もちらほら出てきています。なので、スペースの上の部分にある空地のスペースを開拓して席を増設したりといった取組をやんわりとですが考えているタイミングですね!

    あえて未開拓のスペースを残してあったのがこのタイミングで活きてくるんですね!Gather界のサクラダファミリアを目指すカウシェならではの素敵なスペースの仕上がりが今から楽しみです!

    それでは本日は貴重なお話をありがとうございました!!

    こちらこそ、ありがとうございました!

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    また、下記にも様々な業態業種の企業様のGatherの活用事例をご紹介いたします。
    ご参考の上、自社にとって最適なGatherの活用方法をご検討ください。

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