現在のビジネスシーンでは、テレワークやオンラインミーティングは当たり前になってきました。
しかし、自宅からオンラインミーティングに参加しようとした時、周りの環境によってはビジネスミーティングに適さない場合があるのをご存じでしょうか。
そこで今回の記事では、バーチャル背景をおすすめする理由と、設定方法を解説します。
テレワーク時にビジネスとプライベートを分ける方法
テレワーク時にビジネスとプライベートを分ける事によって、集中力の向上やプライバシーの保護、ミーティング参加者へのイメージアップなど色々なメリットがあります。
テレワーク時にビジネスとプライベートを分ける方法はいくつかありますが、ここでは、なかでもよく使われる方法をいくつか解説します。
喫茶店に行く
自宅ではなく、喫茶店やカフェなどの外部の場所で作業することで、仕事とプライベートの環境を分けられます。
そうすることで、新鮮な気分を得られ、集中力や創造性を高められます。
コワーキングスペース
コワーキングスペースは、複数の個人や企業が共同で使用する作業スペースです。
こちらは自宅ではなく専用のオフィス環境で作業ができます。
また、コワーキングスペースには通常、必要な設備やサービスが備わっており、他の利用者との交流も可能です。
専用の部屋を用意する
自宅に十分なスペースがある場合は、専用の仕事部屋を作るといいでしょう。
仕事に集中するための特別な場所として確保します。
家族、特にお子さんがいる場合は、ミーティング中に勝手に入ってこないように、鍵を付けるかミーティング中の張り紙を出すなどの工夫が必要です。
パーテーションで区切る
自宅の一部の空間をテレワーク専用に区切るために、パーテーションやスクリーンを使用する方法もあります。
結果、物理的な仕切りを作り、ビジネスとプライベートのエリアを明確に分けられます。
バーチャル背景を設定する
ビデオ会議やオンラインミーティングで使用されるバーチャル背景は、自宅の環境を隠すのに役立ちます。
よって、仕事中でもプライバシーを保ちながら専門的な印象を与えられます。また、上記で紹介している喫茶店やコワーキングスペースなどを利用する場合でも、バーチャル背景を使う事で周りの環境を隠せ、参加者がミーティングに集中できます。
ビデオ会議プラットフォームには、様々なバーチャル背景が用意されているので、自分に合ったものを選ぶことが可能です。
テレワーク時にバーチャル背景を設定するメリット
テレワーク時に「背景を設定しなくてもいい」という方もいるかと思います。
ここからは、テレワーク時に背景を設定するメリットについて3つご紹介します。
プライバシーの保護
テレワーク中に自宅の背景を公開することで、他のミーティング参加者に住居や個人的な空間を見られる可能性があります。
仮想的な背景を使用することで、自宅の環境を隠せ、プライバシーを保護できます。
集中力の向上
自宅でのテレワークでは、他の家族やルームメイト、ペットなどの存在が背景に映り込むことがあります。
また、喫茶店やコワーキングスペースなどであっても他の利用者や通常のオフィスとは違う雰囲気によって、他のミーティング参加者の集中力が分散される可能性もあるでしょう。
そのため、仮想的な背景を使用することで周囲の要素を制御し、集中力が向上します。
ブランドや企業のアピール
テレビ会議やオンラインイベントなどで仮想的な背景を使用することで、自社のブランドや企業イメージを強調できます。
ロゴや特定のイメージを背景に表示することで、参加者に対して一貫したメッセージを伝えられます。
ビジネスシーンで利用されるバーチャル背景の種類
では、ビジネスシーンで利用されるバーチャル背景にはどのような種類があるのでしょうか。
時と場合に応じたバーチャル背景を設定しましょう。
ぼかす
背景をぼかすことで、自宅や個人の環境を隠せ、ビデオ会議でのプライバシーを保護できます。また、背景の要素が目立たず、参加者の注意が分散することを防ぎます。
多くのビデオ会議プラットフォームは標準で使うことが可能です。
多くの状態で利用できるのでバーチャル背景に慣れていない時は「ぼかす」を使ってみるといいでしょう。
オフィス
仮想的な背景としてオフィスの風景やデスクを選ぶことで、ビジネスの場をイメージしやすくなり、プロフェッショナルな印象を与えられます。
自宅でのテレワーク中でも、オフィスの背景を使用することで、仕事に集中しやすくなります。
実際のオフィスを写真に撮って使うのもいいですが、ネット上の画像素材サイトからダウンロードして使うのもおすすめです。
会社やイベントのロゴ
バーチャル背景に自社のロゴや特定のイベントのロゴを表示することで、自社のブランドやイベントをアピールできます。
ロゴをバーチャル背景に配置することで、他の参加者に自社やイベントについての印象を与え、認識できます。
あまりコストをかけたくない場合は画像編集ソフトを利用して簡単に自作も可能です。
名刺
バーチャル背景として、自分の名前、連絡先情報、役職などを記載します。
名刺をバーチャル背景に表示することで、他の参加者に自己紹介をしやすくなります。
名刺を見ることで、相手に自分についての情報を提供することが可能です。
実際に使っている名刺のデザインを使うのもいいですが、バーチャル背景用にオリジナルの名刺を作るのもおすすめです。簡単に名刺形式の背景画像を作成できるサービスもあります。
資料の一部
バーチャル背景にプレゼンテーションや資料の一部を表示することで、ビデオ会議中に資料の内容を視覚的に参照できます。
プレゼンテーションソフトには、スライドを画像で保存する機能があります。背景にすると細かい文字は読みにくいので、タイトルや図形のページを背景にするのがおすすめです。
バーチャル背景の設定方法
バーチャルオフィスの『Gather Town(ギャザータウン)』でバーチャル背景を設定する方法を説明します。
『Gather』では、2か所のタイミングでバーチャル背景の設定ができます。
- スペースに入る前のようこそ画面のカメラセッティング。
- スペースに入った後のカメラセッティング。
Gatherでのバーチャル背景の設定方法
Gatherでバーチャル背景を設定する方法は、以下の6つの手順になります。
- 参加したいGatherのスペースにアクセスします。
- スペースに入る画面でカメラのセッティングを開きます。
- カメラ選択の一番下にある「背景と効果」を選びます。
- 背景にする画像を選びます。
- 「完了」ボタンを押します。
- バーチャル背景が反映されている事を確認してスペースに参加してください。
オリジナルの背景を追加する場合
イベントのロゴや名刺などオリジナルの背景を設定する場合は、背景の画像を選ぶ画面で「追加」を選びオリジナル背景画像を登録します。
状況にあわせて最適な背景を選んでバーチャル背景を活用してください。
バーチャル背景を利用する場合の注意点
バーチャル背景を利用する際には、気を付けなければいけない点もあります。
ここでは、バーチャル背景を利用する際の注意点を2つご紹介していきます。
バーチャル背景を利用する際の服装
壁などを背にしてテレワークを行う際に服の色と背後の壁の色が近いとバーチャル背景を設定した際に服と背景の境界が曖昧になり、バーチャル背景がちらつく可能性があります。
テレワークを行う際は、実際の背景と服装の色に注意するようにしてください。
背景と同じ色の服を着てしまうと、服の一部が消えてしまうので注意が必要です。
紙の資料や物を見せたい時
テレワークで紙の資料をカメラで映したい事もあるのではないでしょうか?
多くの方が顔の横に資料を写そうとしますが、バーチャル背景では人間以外は消えてしまうので注意が必要です。
紙の資料を写す場合は、顔の下に置くことによって服の一部と認識させると消されずに写ります。
まとめ
今回は、バーチャル背景をおすすめする理由と設定方法を解説しました。
主な内容は以下の通りです。
- 現在、テレワークをすることは、当たり前になっている。
- テレワーク時にバーチャル背景を利用することで、プライベートと仕事を分けられる。
- 自分の会社のロゴを背景にするだけでも、他社と差別化できる。
現在、まだバーチャル背景を活用しきれていない人も多く、バーチャル背景が設定出来ないアプリがあるのも事実です。
10人以下のチームであれば、無料で使える『Gather』なら簡単にバーチャル背景を設定できます。
現在無料トライアル実施中なので、ぜひこの機会に試してみてください。
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