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メタバースの種類とは?用途別のプラットフォームもあわせて解説!

メタバースとは、インターネット上に構築された3次元の仮想空間です。

メタバースでは、ユーザーは自分の分身であるアバターを作成して、自由に移動や他のユーザーと交流ができます。

メタバースは、ゲームやイベントなど様々な体験を楽しめますが、買い物や仕事など、様々な用途にも活用できるかもしれません。

本記事では、メタバースの種類と用途別のプラットフォームを解説します。

目次

用途別メタバースのプラットフォーム

引用元:Fortnite公式サイト

メタバースには、用途によって大きく分けて以下の4種類があります。

  • ゲーム型メタバース
  • SNS型メタバース
  • ビジネス型メタバース
  • 教育型メタバース

ここからは各分野や用途でどのようなメタバースプラットフォームがあるのかをご紹介します。

ゲーム型メタバース

ゲーム型メタバースは、ゲームをプレイするために使用されるメタバースです。

具体的には『Fortnite』や『Roblox』などがあります。

Fortnite

Fortnite』はEpic Gamesが開発・運営するバトルロイヤルゲームで2017年にリリースされ、世界中で人気を博しています。
2023年2月現在、全世界で4億人以上のプレイヤーがいる人気のゲームです。

Fortniteは、ロイヤルゲームの側面だけでなく世界中の人々が集まってコンサートやイベント、映画鑑賞など、様々なことを楽しめます。

2020年には、人気歌手のトラヴィス・スコットがFortniteでライブを行い、1,200万人以上のプレイヤーが視聴したり、2021年には、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の上映会がFortniteで行われ、300万人以上のプレイヤーが視聴したりしました。

Roblox

Roblox』はユーザーがゲームを作成、共有したり、他のユーザーが作成したゲームをプレイしたりできるオンラインゲームプラットフォームです。


2004年にデビッド・バシュッキとエリック・カッセルによって開発され、2006年にリリースされました。プラットフォームは、プログラミング言語Luaでコード化された複数のジャンルのユーザー作成ゲームをホストできます。

2020年8月時点で、1億6400万人以上のアクティブユーザーを抱える世界で最も人気のあるオンラインゲームプラットフォームの1つです。
プレイヤーは、無料のアカウントを使用してゲームをプレイしたり、仮想通貨Robuxを使用してゲーム内でアイテムを購入したりすることが可能です。

Robloxが自分のゲームを作成して他のユーザーと共有できるため、人気があります。
ゲームは、Roblox Studioと呼ばれる専用のゲームエディターで作成できることが特徴です。ゲームエディターは使いやすく、ドラッグアンドドロップインターフェースを使用してゲームの要素を作成できます。

Robloxには、ユーザーが他のユーザーと交流できるソーシャル機能もあります。
プレイヤーは、チャット、プライベートメッセージ、グループを使用して他のユーザーと通信することが可能です。

全体として、Robloxはプレイヤーが自分のゲームを作成したり、他のユーザーが作成したゲームをプレイしたりできる、楽しくインタラクティブなオンラインゲームプラットフォームといえるでしょう。

SNS型メタバース

引用元:Cluster公式サイト

SNS型メタバースは、ユーザー同士が交流するために使用されるメタバースです。

具体的には『Cluster』や『ZEPETO』などがあります。

Cluster

Cluster』とは、ユーザーがバーチャルワールドを構築して探索できるメタバースプラットフォームで、3Dオブジェクトの作成と配置に使用できるWebベースのツールを提供します。

ユーザーは、Webブラウザを使用してClusterメタバースにアクセスできます。Webブラウザを使用するため、仮想現実(VR)ヘッドセットや拡張現実(AR)デバイスを使用する必要はありません。

Clusterには、ユーザーが相互作用できる共有空間がいくつかあり、空間には、音楽コンサートや映画の放映に使用できる「Theater」や、ユーザーがゲームをプレイできる「Gaming」が含まれます。
また 、ユーザーが独自のバーチャルワールドを作成できる「Creator」スペースもあります。

このようにClusterは、ユーザーがバーチャルワールドを構築して探索するための新しい方法を提供しています。

ZEPETO

ZEPETO』はユーザーが自分そっくりのアバターを作って、他のユーザーとコミュニケーションやゲーム、仮想空間で様々なアクティビティを楽しむことができるメタバースプラットフォームです。

2018年に韓国のネイバーZがリリースし、現在では世界で2億人以上のユーザーがいます。

ZEPETOには、ユーザーが作成した様々なワールドがあり、ユーザーはワールドを自由に探索が可能です。また、ユーザーは自分のワールドを作成ができ、他のユーザーに公開できます。

さらに、ユーザーが新しい友達を作ったり世界中の人とコミュニケーションをとったり、様々なアクティビティを楽しめる新しいソーシャルプラットフォームです。

今後もZEPETOのユーザー数は増え続けると予想されており、メタバースの代表的なプラットフォームの1つになっていくことが期待されています。

ビジネス型メタバース

ビジネス型メタバースは、仕事や商取引のために使用されるメタバースです。

具体的には『Microsoft Mesh』や『oVice』があります。

Microsoft Mesh

引用元:Microsoft Mesh

Microsoft Mesh』は、Microsoftが開発したコラボレーションおよびコミュニケーションプラットフォームです。
2021年11月にリリースされ、現在ではHoloLens 2・Microsoft Teams、およびパソコンで利用できます。

Microsoft Meshの特徴は、以下の通りです。

  • 仮想空間で他のユーザーと会議・共同作業・ゲームなどが可能
  • 自分のアバターを作成して、仮想空間で他のユーザーと交流が可能
  • 仮想空間で様々なオブジェクトを操作できる
  • 仮想空間で様々な体験を共有できる。

Microsoft Meshは、次のような様々な場面で利用できます。

  • 会議:よりパーソナルで、魅力的で楽しい方法で会議を行える
  • 共同作業:ドキュメントの編集、プレゼンテーションの作成、プロジェクトの共同作業を行える
  • ゲーム:他のユーザーとゲームをプレイできる
  • 教育:講義を受講したり、実験をしたり、他の学生と交流ができる
  • トレーニング:トレーニングを受けたり、シミュレーションを実行したり、他の従業員と交流ができる

新しいコラボレーションおよびコミュニケーションプラットフォームとして注目を集めており、今後も様々な場面で利用されるようになると予想されています。

oVice

oVice』は2020年に日本で設立されたメタバースプラットフォームです。ユーザーが仮想空間で会議やイベント、ゲームを開催したり、交流できたりします。

oViceの特徴は以下の通りです。

  • ウェブブラウザからアクセスできるため、専用の機器を用意する必要がない
  • 自分のアバターを作成して、仮想空間で他のユーザーと交流できる
  • ホワイトボードやチャット機能など、様々なコミュニケーションのツールが用意されている
  • 会議室などの複数の部屋を作成して、様々なイベントやアクティビティを開催できる

さらにoViceは、次のような様々な場面で利用できます。

  • 会議:oViceは、ユーザーが世界中のどこからでも接続して、よりパーソナルで、魅力的で、楽しい方法で会議ができる。
  • イベント:oViceは、ユーザーが世界中のどこからでも接続して、セミナーやワークショップ、展示会などのイベントを開催できる。
  • ゲーム:oViceは、ユーザーが世界中のどこからでも接続して、他のユーザーとゲームをプレイできる。
  • 教育:oViceは、学生が世界中のどこからでも接続して、講義を受講したり、実験をしたり、他の学生と交流ができる。
  • トレーニング:oViceは、従業員が世界中のどこからでも接続して、トレーニングを受けたり、シミュレーションを実行したり、他の従業員と交流ができる。

新しいコラボレーションやコミュニケーションツールとして注目を集めており、今後も様々な場面で利用されるようになると予想されています。

教育型メタバース

最近では、学校でもメタバースを活用する動きが広まっています。

特にコロナ禍以降、授業などでオンラインの要素が増えたことからも従来の対面、板書する授業以外にも多様な形での授業など様々な可能性が模索されています。

教育で用いられるメタバースとしては『マインクラフト』や『ClassVR』などです。

Minecraft

Minecraft』は、ブロックを積み上げて自由な世界を作ることができるゲームとして現在も人気があります。2009年にリリースされて以来、世界中で人気があり、2億本以上の販売を記録しています。

最近Minecraftは、子どもたちの創造性を育めるという理由から、教育分野でも注目を集めているメタバースです。
Minecraftでは自由に自分の世界を作ったり、自分のアイデアを形にしたり、子どもたちの問題解決能力を育てたりできます。

こういった観点からMinecraftを使って、プログラミング・歴史・地理・自然科学などの幅広い分野を学べます。

さらに障害のある子どもたちの教育にも活用されています。Minecraftは、子どもたちが自分の力で学べるため、障害のある子どもたちでも、他の子どもたちと同じように学ぶことが可能です。

このようにMinecraftは、子どもたちの創造性、問題解決能力、協調性などを育めるゲームでといえます。

ClassVR

ClassVR』とは、教育現場向けのVRプラットフォームです。

ClassVRを利用することで、ユーザーは仮想空間の中で教科書や資料を見たり、実験や実習を行ったりできます。
ClassVRは、2018年に株式会社クラスVRによって開発され、現在、日本全国の学校で導入されています。

ClassVRの特徴は、以下のようなものです。

  • ヘッドセットを装着するだけで、仮想空間を体験ができる
  • 仮想空間の中で、自由に動き回ったり、他のユーザーと交流したりできる
  • 教科書や資料を仮想空間の中で見ることができる
  • 実験や実習を仮想空間の中で行える

ClassVRは、教育現場で幅広く活用されたり、教育現場でユーザーの学習効果を高めたりできます。ClassVRの活用により、ユーザー同士の交流やコミュニケーションが活発になり、より教育環境の構築が可能です。

メタバースで用いられる主な技術

ここからは、メタバースに用いられている主な技術をご紹介します。

いずれも教育やビジネスなど幅広い分野で用いられており、今後の発展が期待されています。

VR

『VR(バーチャルリアリティ)』とは、コンピューターによって生成された仮想世界を、あたかも現実世界にいるかのように体験できる技術です。
VRヘッドセットやゴーグルを装着することで、仮想世界を360度見渡せます。

また、コントローラーを使って、仮想世界を歩いたり、触ったりすることも可能です。

AR

『AR(拡張現実)』とは、コンピューターによって生成された仮想のオブジェクトを、現実世界に重ねあわせて表示する技術です。

スマートフォンやタブレット端末のカメラを使い、現実世界に重ねあわせて表示ができます。
また、ARグラスなどの専用機器を使うことで、より臨場感のある体験を得ることが可能です。

MR

『複合現実(MR)』とは、現実世界と仮想世界を重ねあわせて表示する技術です。

AR(拡張現実)とVR(仮想現実)の両方の特徴を備えており、現実世界を見ながら、仮想世界の情報やオブジェクトを重ねあわせて表示が可能です。

バーチャルワールド

『バーチャルワールド』とは、インターネット上に構築された仮想空間のことを指します。

ユーザーは、アバターやゴーグルなどのデバイスを使い、バーチャルワールド内を自由に移動したり、他のユーザーと交流ができたりします。

まとめ

今回は、以下のようなメタバースの種類と用途別のプラットフォームについて解説しました。

メタバースの種類プラットフォーム
ゲーム型メタバースFortnite・Roblox
SNS型メタバースCluster・ZEPETO
ビジネス型メタバースMicrosoft Mesh・oVice
教育型メタバースMinecraft・ClassVR

メタバースはテレワークなどのビジネスはもちろん、学校の授業などの教育分野やゲーム、イベントなどによる交流など幅広い分野で使われ始めています。

上記以外のプラットフォーム以外にも『Gather Town(ギャザータウン)』という2Dの仮想空間上にオフィスを設置し、アバターを通じて手軽にチームメンバーとコミュニケーションを取ることができるサービスもございます。

この機会に利用してみてはいかがでしょうか?

\詳細は以下の画像をクリック!/

この記事を書いた人

金川 和也のアバター 金川 和也 Beyond Work Labo代表/メタバースとDXの専門家

BeyondWorkLaboの運営主です。
株式会社LocalSquareの代表で上場企業から中小企業まで
法人向けにメタバース活用支援やDX支援を行っています。

このサイトでは、「未来の働き方改革」をスローガンとしてメタバースから業務効率化、DX、AIなど明日の働くを"大きく変える"皆様に役に立つ情報をメディアを通して発信していきます。是非、役に立つなと感じたら拡散よろしくお願いいたします。

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