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【失敗しない】メタバース・バーチャル展示会の選び方を詳しく解説!

メタバース、あるいはバーチャル上で展示会を開催したいけれど知見が無い。

そんな方は多いのではないでしょうか?

メタバース展示会は、従来のリアル展示会と比べてアクセスの容易さやコスト面でメリットがある一方、没入感や商品の実体験という点ではまだまだ課題もあります。

だからこそ失敗は避けたいのが当然です。

そこで本記事では、そもそもメタバース展示会がもたらす特徴やメリット、メタバース展示会を失敗させない方法について詳しく解説していきます。

目次

メタバース展示会とは?

メタバース展示会とは、インターネット上の3次元仮想空間で開催される展示会のことです。

メタバース展示会は、3DCGやVR技術を用いてリアルな展示会場を仮想空間に再現し、世界中どこからでもアクセス可能で物理的な移動が不要です。

また、新商品の展示、サービス紹介、講演、セミナー、来場者とのコミュニケーションなどが行え、会場費や設営費、交通費、宿泊費を削減した運営が可能です。

3D没入型、2Dウェブベース、ハイブリッド型など目的に応じて様々な形式を選択でき、アバターを通じて離れた場所の人々とリアルタイムでコミュニケーションが取れるほか、来場者の行動データを収集・分析してマーケティングに活用することができます。

メタバース展示会の形式

単独開催 か 合同開催か

単独開催とは、企業や団体が自らのブランドや製品を中心にして、独立した展示会をメタバース空間で開催する形式です。

この形式のメリットは、展示内容や会場のデザインを完全にコントロールできる点です。自社のイメージやメッセージを一貫して伝えることができ、参加者に対して強い印象を与えることができます。

しかし、コストや準備の負担が大きくなることがデメリットです。

一方、合同展示会は、複数の企業や団体が一つのメタバース空間で共同で展示会を開催する形式です。この形式のメリットは、コストを分担できる点です。

また、多様な出展者が集まることで、来場者にとっては一度の訪問で複数の製品やサービスを比較できる利便性があります。デメリットとしては、自社ブースの独自性が薄れたり、全体のテーマやデザインが統一されない場合があります。

ハイブリッド開催のメリットとデメリット

ハイブリッド開催とは、リアルとメタバースの両方の空間で展示会を行う形式です。この形式のメリットは、リアルの展示会の体験とメタバースの利便性を両立できる点です。

リアル会場での直接的な交流と、メタバースでの広範囲なアクセスを組み合わせることで、より多くの参加者にリーチでき、異なる形式での体験を提供できます。また、参加者がリアルと仮想の両方で情報を得られるため、製品やサービスの理解が深まります。

しかし、デメリットとしては、ハイブリッド形式には両方の会場の準備と運営が必要で、コストや運営の複雑さが増します。

リアルとメタバースの体験の整合性を保つことも難しく、どちらか一方の体験が劣ると、全体の評価に影響を及ぼす可能性があります。

メタバース展示会の会場タイプ

メタバース展示会の会場タイプは、主に3つに分かります。

  • 2D会場タイプ
  • 3DCG会場タイプ
  • 実写会場タイプ

それぞれの特徴を見ていきましょう。

2D会場タイプ

2次元のグラフィックを使って設計された仮想空間で、通常はウェブブラウザでアクセスします。

この形式のメリットは、比較的低コストで実装でき、技術的なハードルも低い点です。また、ユーザーが直感的に操作できるため、シンプルな展示会や限られたリソースでの実施に適しています。

しかし、3D空間に比べて没入感が少なく、体験の深さが限られることがあります。

3DCG会場タイプ

3次元のコンピュータグラフィックスを使用して、よりリアルでインタラクティブな仮想空間を提供します。

この形式のメリットは、視覚的に豊かで、ユーザーに対して強い没入感を与える点です。展示物やブースのデザインを詳細に表現でき、複雑な構造や動的な要素も取り入れることが可能です。

ただし、3DCG会場の制作には高い技術力とコストがかかることがデメリットです。

実写会場タイプ

実際の物理空間を360度カメラなどで撮影し、その映像を仮想空間に再現する形式です。

メリットとしては、リアルな質感や雰囲気を仮想空間に取り入れることができ、物理的な展示会場とほぼ同じ体験を提供できます。

しかし、制作や編集の手間がかかり、リアルタイムのインタラクションには制限がある場合があります。

アバター有り・無しの違い

メタバース展示会の開催においては、参加者のアバターが有りなのか無しなのかを選定する必要があります。

アバター有りの会場では、参加者が仮想のキャラクター(アバター)を使って展示会に参加します。

アバター有りのUIイメージ

アバターを通じて、他の参加者とのリアルタイムのコミュニケーションが可能で、まるで実際のイベントに参加しているかのような体験を提供します。この形式のメリットは、仮想空間内での相互のコミュニケーションしやすく交流が生み出しやすい点です。

ただし、アバターの操作やカスタマイズが必要なため、ユーザーに一定の学習コストがかかることがあります。

アバター無しの会場では、ユーザーは主観の視点で展示会に参加します。

アバターなしのUIイメージ 参照元:https://www.itp.co.jp/booth_phoenix/?yclid=YSS.1001191711.EAIaIQobChMIr-mB4LfWhwMVdNkWBR26wRUJEAAYASAAEgJhtfD_BwE

通常、ユーザーは画面上の操作やインターフェースを通じて展示物を閲覧します。この形式のメリットは、シンプルで使いやすく、技術的なハードルが低い点です。

しかし、参加者同士のコミュニケーションが限られ、ソーシャルな体験が少ないため、インタラクションの深さが制限されることがあります。

メタバースで展示会を開催するメリット

コストを抑え、柔軟な開催ができる

オフラインの展示会を開催しようと思うと会場の手配や、天候による集客の多寡など様々な要因に左右されます。

しかし、メタバース展示会では、簡易的に開催が可能かつ世界中どこからでもアクセスが可能で、物理的な移動が不要です。これにより、より多くの参加者を集めやすくなります。

また、展示会の運営コストを大幅に削減することができ、予算の効率的な利用が可能です。さらに、オンラインでの管理や運営が主なため、人的リソースも節約できます。

参加人数のスケーラビリティ

メタバース展示会は、サーバーの容量や技術的な制限に応じて、参加人数を柔軟に調整できます。

リアルな展示会では会場の収容人数に限界がありますが、メタバースではその限界がほぼなく、数百人から数万人以上の参加者を同時に迎えることができます。このスケーラビリティにより、大規模なイベントもスムーズに運営できます。

リアルに近いコミュニケーションの可能性

メタバース展示会では、アバターを通じて参加者同士がリアルタイムでコミュニケーションを取ることが可能です。

ビデオチャット、音声チャットの他テキストチャットを用いることで、リアルな展示会に近いインタラクションが実現できます。

また、仮想空間でのプレゼンテーションやディスカッションもリアルタイムで行えるため、対面でのイベントと同様の交流が期待できます。

長期的な活用とデータ管理

参照元:2DメタバースZEP(ゼップ)の分析機能 | https://zep-news-guides-jp.super.site/datadashboard

メタバース展示会は、一度設置すれば長期間にわたって活用できる点も大きなメリットです。

また、来場者の行動データを収集し、分析することで、マーケティング戦略の改善や効果測定が可能です。

参加者の来場数や情報の閲覧数、どれくらいチャットを活用したのかデータ管理が容易で、リアルタイムでのフィードバックを得ることができるため、次回の展示会やイベントに向けた戦略を立てやすくなります。

メタバース展示会のデメリットと課題

ここからは、メタバース展示会のデメリットと課題を解説していきます。

集客のハードル

メタバース展示会の集客には一定の挑戦が伴います。

物理的な展示会と違い、仮想空間での集客は認知度の向上や興味喚起が重要です。特に、メタバースに不慣れなユーザーや関心のない層に対して、操作説明のガイドや魅力的なコンテンツを提供することが求められます。

また、参加者の誘導やリマインダーの仕組みも必要で、集客施策には工夫が必要です。

金川

ほとんどの参加者は、操作方法が分からない可能性が高いのでイベント前に操作ガイドを配布したりログイン時に操作説明の情報を収集できるようにメタバース空間を設計するなどの対策をすることをおすすめします。

商材の魅力を伝える難しさ

一部の商材は、仮想空間での展示ではその魅力や詳細を十分に伝えるのが難しい場合があります。

特に、製品の実物や質感、機能を体験しなければ理解しづらいものや、触れることができない商材では、仮想空間での効果的なプレゼンテーションが求められます。

このように情報が限定されるため、視覚表現にこだわったりデザインにコストをかけるなど工夫を凝らした展示方法が必要です。

PUSH型営業の制約

メタバース展示会では、リアルな展示会のように積極的なPUSH型営業が難しい場合があります。

仮想空間では、訪問者に対する直接的なアプローチや販売促進が制限されることがあり、ユーザーの自発的な興味を引くための戦略が必要です。

営業のスタイルをオンラインに適応させる工夫が求められます。

サイト構築の難しさ

メタバース展示会の構築には専門的な技術やツールが必要です。特に、3DCGで会場を設計する場合には高度なスキルと経験が求められます。

また、ユーザーにとって直感的で使いやすいインターフェースを作ることも課題で、サイト構築の難しさが顕著になることがあります。

安定したインターネット環境の必要性

メタバース展示会をスムーズに運営するためには、安定したインターネット接続が不可欠です。

接続環境が不安定な場合、参加者が仮想空間にアクセスできなかったり、体験が中断されたりする可能性があります。全ての参加者が快適に利用できるよう、インターネット環境に対する配慮が必要です。

参加者を飽きさせない工夫が重要

メタバース展示会では、物理的な展示会を比較して参加者同士のリアルな交流や臨場感が限られるため、イベント全体の雰囲気や参加者のエンゲージメントを高める工夫が求められます。

リアルなイベントと同等の体験を提供するためには、工夫や演出が重要です。

金川

通常の展示会とは異なり、メタバース展示会では、「ワンクリック」でユーザーが離脱できてしまいます。デザインやコンテンツ要素だけではなくユーザーや参加者を飽きさせないような司会の盛り上げやミニゲームを行うなどの工夫が重要です。

メタバース展示会の活用事例

農フェス2022夏秋

農フェス2022夏秋の開催期間は、2022年6月14日から8月31日までで、オンライン形式で行われました。この形式により、いつでもどこからでも参加可能で、農業従事者をはじめとする幅広い参加者に対応しました。

主催はクボタ社で、このバーチャル展示会は農業関連の最新情報や技術を提供し、コロナ禍でも農業従事者とのコミュニケーションを維持する目的で開催されました。参加者は時間や場所の制約なく、農業に関する様々な情報にアクセスできる機会を得られたと言えます。

コンテンツとしては、最新の農業関連情報や新製品や技術の紹介、各種イベントが提供されました。このバーチャル展示会は、新型コロナウイルスの影響下でも開催可能で、誰でも閲覧可能なコンテンツが特徴です。

設計製造・AI・IoT・DX バーチャルオンライン展示会

設計製造・AI・IoT・DX バーチャルオンライン展示会は、バーチャル3D空間を活用した革新的なオンライン展示会です。

この展示会では、CAD/CAM/CAE、工作機械、3Dプリンター、AI、IoT、AR/VR/MR、クラウド、5Gなど、最先端の技術や製品が紹介されます。2022年秋の開催では、11月21日から25日まで本開催が行われ、その後12月28日までアーカイブ開催が続きました。

参加者は24時間いつでも無料で入場でき、実際の展示会のように自由に歩き回りながら情報収集ができる点が特徴です。この展示会には、キヤノンITソリューションズやNTCグループなど、多くの企業が参加し、製造業のDX推進をサポートするxRソリューションや、ローカル5G、IoT、AI分析の技術・ノウハウを紹介しています。

メタバース総合展 meta NEXT

参照元:prtimes

メタバース総合展 meta NEXTは、RX Japan株式会社が主催する日本最大級のメタバース関連展示会です。

2024年7月3日から5日にかけて東京ビッグサイトで開催され、最新のメタバース技術やサービスが一堂に会しました。展示会では、AppleVisionProの体験会や、NVIDIAによる産業用メタバースの最新事例紹介など、注目を集めるコンテンツが多数展開されました。

また、VRSNSサービスの未来や、メタバース空間でのアバター交流など、業界の最新トレンドを反映した展示が行われ、メタバース技術の実用化に向けた進展が見られました。

この展示会は、メタバース関連ビジネスへの参入を検討する企業や、最新技術動向を把握したい専門家にとって、貴重な情報収集と体験の場となっています。

「京セラレーザーコンセプト製品展示ブース」VRChat

参照元:https://www.atpress.ne.jp/news/360038

京セラ株式会社は、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上に「京セラレーザーコンセプト製品展示ブース」を開設しました。このバーチャル展示ブースでは、開発中のレーザー製品が展示され、来場者は完成イメージのレーザー照明が動作する様子を体験できます。

展示内容には、GaNレーザーを応用した光通信無線技術「Li-Fi」のキットや、車載用ヘッドライトなどが含まれており、半導体レーザーの仕組みを動く展示で解説するコーナーも設置されています。

さらに、水中ドローンなどLi-Fiの未来の活用シーンを体験できるアトラクションも用意されており、専門的な技術をわかりやすく楽しい体験として提供する新しいメタバースPRの手法を示しています。

「OMRON Virtual Booth」cluster

参照元:https://www.omron.com/jp/ja/about/promo/showroom/virtual

オムロン株式会社は、メタバースプラットフォーム「cluster」上に「OMRON Virtual Booth」を開設し、革新的なバーチャル展示ブースを公開しました。

このブースでは、オムロンの未来ビジョンや「センシング&コントロール+Think」というコア技術が紹介されています。2020年11月に公開されたこのバーチャルブースは、COVID-19パンデミックによる実際の展示会の中止を受けて、企業が本格的にデジタル変革(DX)を推進する動きの一環として注目を集めました。

来場者は専用アプリをインストールするだけで、時間や場所の制約なくオムロンのブースを訪れ、未来の技術を体験できるという革新的な取り組みとなっています。

メタバースGAIA TOWNの「START DX SUMMIT 2021」

参照元:gaia-link.net

「START DX SUMMIT 2021」は、2021年12月2日から3日にかけて、メタバース空間「GAIA TOWN」内で開催された完全バーチャルサミットです。

このイベントは、株式会社ガイアリンクが主催し、DXに関連する企業を集めた総合情報サミットとして企画されました。参加者は、基調講演、展示会、ビンゴゲーム、音楽ライブなどを通じて、DXサービスの提供者とユーザーが交流し、知見を深める機会を得ました。注目すべき点として、国内プロスポーツ業界初の試みとして、信州ブレイブウォリアーズがブース出展し、代表が基調講演を行いました。

このサミットは、バーチャルワールドプラットフォーム「Virbela」を使用し、一般参加者は完全無料で入場できるなど、DXの可能性を体現するイベントとなりました。

メタバースSpatialの「Japan NFT expo in メタバース」

参照元:prtimes

2022年12月から2023年1月にかけて、メタバースプラットフォーム「Spatial」上で「Japan NFT expo in メタバース」が開催されました。このイベントは、NFTの可能性を探る展示会として注目を集めました。

Spatialは、VRゴーグルがなくてもパソコンやスマートフォンからアクセス可能で、商用利用も無料であることから、ビジネス用途に適したプラットフォームとして評価されています。

イベントでは、日本文化に包まれたメタバース美術館が展開され、NFTコレクションの展示が行われました。このような取り組みは、デジタル時代における新しいアートの楽しみ方を提案し、メタバースを活用した美術館運営の可能性を示しています。

環境省「VIRTUAL JAPAN PAVILION」cluster

環境省は、メタバースプラットフォーム「cluster」上に「VIRTUAL JAPAN PAVILION」を開設し、日本の環境技術力と地球環境に対する取り組みを国内外に発信しています。

このバーチャルパビリオンは、エジプトで開催されたCOP27での実地展示と並行して、オンライン上でも日本の脱炭素化に向けた技術や取り組みを紹介する場となっています。

参加者はclusterアプリをインストールすることで、VRデバイスの有無に関わらず、時間や場所の制約なくバーチャルイベントに参加できます。この取り組みは、環境問題に関する情報発信の新たな形態として注目されており、国際的な環境会議におけるメタバース技術の活用例として先進的な事例となっています。

「第2回 中央アジア・バーチャルEXPO」

参照元:prtimes

「第2回中央アジア・バーチャルEXPO」(CAVEX II)は、中央アジア諸国とのビジネス振興、貿易・投資促進を目的としたオンラインイベントです。

このバーチャル展示会では、参加者は期間中自由に出入りでき、現地企業の展示を閲覧できるほか、ウェビナーやバーチャルツアーなど様々なオンラインイベントに参加することができます。

日本企業にとっては、「日本ブース」への出展機会も提供されており、中央アジア市場への参入や事業拡大の足がかりとなる可能性があります。このイベントは、地理的制約を超えて中央アジアとのビジネス交流を促進する新しい形式の展示会として注目されています。

ネクシビを活用した「釣りフェスティバル2022 オンライン」

「釣りフェスティバル2022 オンライン」は、2022年1月21日から23日にかけて開催された日本最大級の釣り具展示会です。

新型コロナウイルスの影響により、前年に引き続きオンラインでの開催となりました。このイベントでは、大手メーカーの新商品発表や有名アングラーによるコラボレーションが行われ、参加者は2月末まで無料で視聴することができました。

ネクシビというオンラインプラットフォームを活用し、各メーカーのイチ押しアイテムを一挙に紹介しながら、オンラインイベントの楽しみ方を余すことなく伝えました。このバーチャル展示会は、地理的制約を超えて全国のアングラーが参加できる機会を提供し、釣り業界のデジタル化を促進する先駆的な取り組みとなりました。

ウェブブラウザ型とアプリインストール型の違い

ウェブブラウザ型アプリインストール型は、メタバース展示会のアクセス方法や体験において重要な違いがあります。

ウェブブラウザ型の特徴

①アクセスがしやすい

ウェブブラウザ型は、ユーザーが特別なアプリケーションをインストールすることなく、一般的なウェブブラウザ(例: Chrome、Firefox、Safariなど)を使ってアクセスできます。これにより、参加者が手軽にイベントに参加しやすくなります。

②技術的制約が少ない

ウェブブラウザ型は、比較的軽量で、技術的な要件が低いため、幅広いデバイスでの利用が可能です。ただし、グラフィックのクオリティやインタラクションの深さには制限がある場合があります。

③互換性が高い

多くのウェブブラウザ型プラットフォームは、PCやタブレット、スマホなど問わないクロスプラットフォームでの互換性があり、異なるデバイスやオペレーティングシステムでのアクセスが容易です。

アプリインストール型の特徴

①高度な機能

アプリインストール型は、専用のアプリケーションをインストールすることで、より高機能な体験を提供します。

例えば、高品質なグラフィックスや複雑なインタラクション機能が利用できることが多いです。

②パフォーマンスが高い

アプリケーションがデバイスにインストールされるため、ウェブブラウザ型よりもパフォーマンスが安定し、スムーズな体験が提供されることが多いです。

③アクセスの障壁がある

アプリインストール型は、参加者に対してアプリケーションのダウンロードとインストールを求めるため、手間や技術的な障壁が生じる可能性があります。

また、特定のオペレーティングシステムに依存する場合があります。

おすすめのバーチャル&オンライン展示会プラットフォーム

【3D/アバター無し】そのまま展示会/そのままショールーム

参照元:https://www.sovec.net/sonomama/jirei/

特徴: 「そのまま展示会」や「そのままショールーム」は、3D空間を利用して展示会場やショールームを再現しますが、アバターを使用しない形式です。参加者は、視覚的に展示物や情報にアクセスし、展示内容をクリックすることで詳細を確認できます。

メリット: アバター無しで簡単に体験でき、視覚的なプレゼンテーションが可能です。特に、展示物や商品の詳細なビジュアルを重視する場面で効果的です。

デメリット: インタラクションの深さが制限され、参加者同士のリアルタイムコミュニケーションは難しいです。

【3D/アバター有り】cluster

参照元:https://cluster.mu

特徴: 「cluster」は、3D空間とアバターを使った仮想展示会を提供するプラットフォームです。多様なカスタマイズオプションとインタラクション機能があり、イベントや展示会の体験を豊かにします。

メリット: 高度なカスタマイズが可能で、インタラクティブな展示やネットワーキングの機会が提供されます。

デメリット: 利用にはアプリケーションのダウンロードが必要で、参加者に対して一定の技術的ハードルがあります。

【3D/アバター有り】CYZY SPACE

参照元:https://cyzyspace.io/?yclid=YSS.1001293075.EAIaIQobChMIjsOor7fXhwMVd10PAh2M6iF6EAAYASAAEgKUwvD_BwE

特徴: 「CYZY SPACE」は、3D空間でアバターを使い、様々な展示やイベントを行えるプラットフォームです。

リアルタイムでの交流や展示物の体験が可能です。

メリット: 直感的な操作と高度なインタラクション機能を提供し、臨場感のある体験が可能です。

デメリット: 高機能なため、ユーザーに対する技術的な要求が高い場合があります。

【3D/アバター有り】ZIKU(ジクウ)

参照元:https://ziku.inc/notice/13.html

ZIKUは、シンプルで使いやすいインターフェースを提供するメタバースプラットフォームです。主に2Dと3Dのハイブリッド空間での展示をサポートし、アバターを使用したリアルタイムの交流機能が特徴です。

ZIKUは、特に中小企業やスタートアップに適しており、比較的短期間での立ち上げが可能です。また、コスト効率も良く、ビジネスニーズに応じた柔軟なプランを提供しています。

インタラクションの深さとカスタマイズ性が高く、参加者間のリアルタイムコミュニケーションが充実しています。

利用にはアプリのインストールが必要で、技術的なサポートが求められることがあります。

【3D/アバター有り】3D META BOOTH

参照元:https://metabooth.jp

特徴: 「3D META BOOTH」は、アバターを利用して3D仮想空間内で展示会を開催できるプラットフォームで、多彩なカスタマイズオプションがあります。

メリット: 高いカスタマイズ性とインタラクション機能を持ち、参加者にリアルな体験を提供します。

デメリット: 利用には専用のソフトウェアのインストールが必要です。

【3D/アバター有り】XR-CLOUD

参照元:https://monoai.co.jp/18835

XR-CLOUDは、リアルな展示会やイベントを仮想空間で再現するためのプラットフォームです。

3D空間を利用して、複雑な展示内容やインタラクティブな要素を組み込むことができます。XR-CLOUDの特徴は、その柔軟性とカスタマイズ性の高さで、企業や団体のニーズに合わせた仮想展示会の設計が可能です。

また、ユーザーはアバターを使って3D空間を歩き回り、展示内容とインタラクションすることができ、臨場感のある体験が提供されます。

【3D/アバター有り】Lipronext(リプロネクスト)

参照元:https://lipronext.com/works/kawachinagano-metaverse/

Lipronextは、主に大規模な展示会や商談に対応する高機能プラットフォームです。

高品質な3Dグラフィックスと豊富なカスタマイズオプションを提供し、大規模なイベントや複雑な展示内容をスムーズに運営できます。

Lipronextは、イベントの規模や内容に応じて、さまざまな機能を追加できるため、大規模な展示会に最適です。また、リアルタイムのデータ分析機能も備えており、参加者の行動データを詳細に把握することができます。

【2D/アバターなし】EventHub

参照元:https://eventhub.jp/exercise-conference

特徴: 「イベントハブ」は、2Dのインターフェースを使用してオンライン展示会やイベントを開催するプラットフォームです。ウェブブラウザからアクセスでき、シンプルなデザインで情報を提供します。

メリット: アクセスが容易で、特別なソフトウェアのインストールが不要です。シンプルな操作で使いやすいです。

デメリット: 体験が平面的で、インタラクションの深さが限られています。

【2Dアバターあり】Gather(ギャザー)

参照元:https://ja.gather.town

「Gather」は、2Dのウェブベースのプラットフォームで、仮想空間内でアバターを使って交流や展示ができます。シンプルな操作と直感的なインターフェースを提供します。

簡単にアクセスでき、アバターを使って移動したりリアルタイムでのコミュニケーションが可能です。比較的低コストで導入できます。

3Dの没入感には及ばず、体験の深さが制限される場合があります。

【2Dアバターあり】ZEP(ゼップ)

参照元:ソフトバンク公式

ZEPは、ビジネス向けのバーチャルオフィスやイベント空間を提供するメタバース・プラットフォームです。

主な特徴として、ZEPはカスタマイズ可能な空間を提供しており、ユーザーは自由にバーチャル空間をデザインできます。オフィスや会議室、イベント会場など、目的に応じた空間を作成することが可能です。

アバターを使用したリアルタイムのコミュニケーションも可能で、参加者はアバターを通じて空間内を移動し、他の参加者と交流できます。

勿論展示会利用にも長けており、ユーザーは単純な情報収集だけではなく出展社のアバターとも直接ビデオ会議で交流ができ、オフライン展示会のようなコミュニケーションが取れるのが特徴です。

メタバース展示会にかかる費用

メタバース展示会の費用は、規模や形式、使用するプラットフォームによって大きく異なります。主な費用項目には、プラットフォームの使用料、デザイン・カスタマイズ費用、技術サポート費用、コンテンツ制作費用、そして場合によってはマーケティング費用などが含まれます。

例えば、3D空間を利用した高機能な展示会は、システムの構築やカスタマイズに高額なコストがかかる一方で、2D形式の展示会は比較的低コストで実施できます。

また、アバターを使用する場合や特定のインタラクション機能を導入する場合も追加の費用が発生します。

まとめと今後の展望

メタバース展示会は、デジタル空間での新たな体験を提供し、地理的な制約を超えて広範な集客が可能です。技術の進化とともに、よりリアルな体験やインタラクションの深さが求められるようになっています。

今後は、仮想空間の品質向上やアクセスの簡便さ、さらにインタラクティブな要素の強化が進むと考えられます。

また、メタバース内でのデータ分析やフィードバック機能の充実が、展示会の効果測定や改善に寄与するでしょう。

メタバース体験を始めよう

メタバース体験を始めるには、まずは利用したいプラットフォームを登録し、基本的な操作や機能を理解することから始めましょう。

次に、自分自身のアバターを作成し、仮想空間内での動きやインタラクションに慣れることが重要です。また、メタバース内でのイベントや展示会を体験することで、どのような体験が提供されるかを理解し、自分の展示会の構想に役立てましょう。

各プラットフォームのサポートチームやコミュニティフォーラムを活用し、技術的な問題や疑問に対するサポートを受けることもお勧めです。

この記事を書いた人

金川 和也のアバター 金川 和也 Beyond Work Labo代表/メタバースとDXの専門家

BeyondWorkLaboの運営主です。
株式会社LocalSquareの代表で上場企業から中小企業まで
法人向けにメタバース活用支援やDX支援を行っています。

このサイトでは、「未来の働き方改革」をスローガンとしてメタバースから業務効率化、DX、AIなど明日の働くを"大きく変える"皆様に役に立つ情報をメディアを通して発信していきます。是非、役に立つなと感じたら拡散よろしくお願いいたします。

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