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【完全版】サテライトとは?使い方や各業界での意味について解説

【完全版】サテライトとは?使い方や各業界での意味について解説

近年では、さまざまな業界で「サテライト」という言葉が使われています。

本来サテライトは衛星という意味ですが、各業界ではサテライトという言葉がついたさまざまな用語が存在します。

この記事では、このサテライトの意味と使い方、各業界での意味について解説します。

目次

サテライトとは?

サテライトとは?

サテライトとは、一般的に「遠隔地にある事業所」というような意味で使われています。

ただ、この「サテライト」という言葉は多くの分野で使われていて、実際の意味は業界によって異なります。

そのため、使われている場面によって気を付ける必要がある言葉です。

サテライトの意味

「サテライト」は、英語のsatelliteで、「衛星」「人工衛星」「衛星テレビ」「衛星国、衛星都市」という意味があります。

これらに共通しているのは、「本体から離れた位置にある」という点です。

衛星は惑星から離れた位置で周回していて、衛星国、衛星都市は、主権がある本国から離れた位置にある領土を指しています。

サテライトの使い方

サテライトの使い方

日本での「サテライト」という言葉は、多くの分野でさまざまな意味で使われています。

基本的には本来の英語のsatelliteと同じですが、業界によって使われ方が異なります。

ここでは、各業界での具体的な使い方と意味について解説します。

サテライトがついた言葉で意味がよく分からないものがある場合に、参考にしてみてください。

介護業界

介護業界では、サテライトは「サテライト施設」「サテライト事業所」という言葉で使われています。

介護業界で「本拠地」となるのは、介護職員が所属している介護団体の本社のことです。

「サテライト施設」は、店員が30人以上の広域型特養などを本体施設とし、その本体施設と密接にやり取りしながら別の場所で運営されている「支店」のような施設のことです。

本体施設から20分以内の位置にあるという原則があり、サテライト施設には、設置されている市区町村の住民のみが入居可能となっています。

また、本体施設の運営者と同じ法人で運営する必要があるというルールがあります。

「サテライト事業所」とは、「訪問介護」「通所介護」などの要介護者の自宅などに出張する介護職員が駐在する事務所のことです。

介護業界でのサテライト事業所とは、サテライト型小規模多機能型居宅介護事業所の略称です。

サテライトには「衛星」という意味がありますが、住宅介護施設を中心とした衛生として、施設が存在していると考えるとわかりやすいでしょう。

オフィス

オフィスでのサテライトは、「サテライトオフィス」という名前で使われています。

一般的には、本社がある都市部から離れて遠隔勤務ができるオフィスのことを、サテライトオフィスと呼んでいます。

「サテライトオフィス」は、本社業務を別の場所でもできるように、通勤しやすい場所に情報関連設備と通信関連設備を整えたオフィスのことです。

サテライトオフィスを設置することで、都内にオフィスを持つ必要がなくなり、通勤距離も短くなります。

サテライトの中心は都市だけでなく、郊外にある会社が都心にサテライトオフィスを設置することもありますが、意味としては本拠地とは別の場所に作られた遠隔勤務場所のことになります。

ウェブサイト

ウェブサイトのサテライトでは、「サテライトサイト」があります。この場合の「本拠地」はメインのサイトのことです。

サテライトサイトは、メインのサイトと運営者が同じ場合が多くなっています。これは、サテライトサイトはメインサイトへの訪問者を増やす目的で作られているためです。

「サテライトサイト」は、メインサイトのリンクを増やすために作られたサブサイトのことで、メインサイトへのアクセス数を伸ばすために使われる手法の一つです。

サテライトサイトを一つではなく複数用意して大量の衛星軌道を作ることもあります。

しかし、検索エンジンの進化に伴って、サテライトサイトは検索にかからないようになってきています。

サッカー

サッカーでのサテライトは、2軍という意味に近い使い方がされています。

サッカーの施設でサテライト向けの施設という場合は、2軍やユースなどの主力メンバーでない人に向けて作られた施設となっています。

サッカーにおけるサテライトでは、2軍や主力以外のメンバーですが、少年サッカーの場合は、1軍と2軍と区分けすることは少なく、サテライトという言葉は使っていません。

サテライト向けの施設が、主力メンバーが使う施設から離れた場所にあるとは限りませんが、サテライトという言葉が使われています。

スピーカー

スピーカーにもサテライトスピーカーというものが存在しています。サテライトスピーカーは自動車に使われるスピーカーです。

この場合の「本拠地」は、自動車に標準装備されている運転席のメインスピーカーになります。

車内にもう1つスピーカーをつけると、これが「サテライトスピーカー」になります。サテライトスピーカーは、ドライブ中の音質を向上させてくれるという意味があります。

「サテライトスピーカー」は、車のリア側に配置することで高音質なサウンドを味わうことができる音響機器です。

車内空間は金属とガラスに囲まれた音響的に不利な環境なので、サテライトスピーカーを使うことで、聞こえにくい音を拾いやすくなり、音響効果が向上します。

空港

空港でのサテライトは、「サテライトターミナル方式」という言葉で使われています。このサテライトターミナル方式は、空港から離れた場所に存在する駐車場といった使い方をしています。この場合の「本拠地」は空港ということになります。

空港と駐車場が離れていると不便なので、空港業界ではこの距離をうまくつなぐ方法が考案されています。

成田空港では、1992年から2013年まで成田空港第2ターミナルシャトルシステムと言われていた空気浮上式移動システムが導入されていて、離れていたサテライトを結ぶ方法として用いられていました。

病院

病院でもサテライト病院という言葉が使われていて、ここでの「本拠地」は、古くからある大きな病院のことを意味します。

「サテライト病院」は、中枢となる大病院の拠点となる病院のことで、交通の便が良くない病院の場合でも、大きな病院と提携することで医師不足を防ぎ、地域負担を減らすことができます。

また、古くからある大きな病院は都心部に拠点を構えることができますが、新しく来た病院が都心部に大きな拠点を設けることはできないため、駅前のテナントビルなどの小さなスペースに、サテライト病院として開設しているケースがあります。

ゲーム

ゲーム業界でもサテライトという言葉が使われています。

ゲームでも本来のサテライトの意味とほぼ同じ意味で使われていて、「離れた場所」「衛星」という意味合いがあります。

人気アニメの遊戯王では、「サテライトシティ」が登場します。これは、アニメでは最下層地域を衛星地域という扱いでサテライトと呼んでいます。

最下層地域ということは、最上部の人間からすると最も離れた場所で、「衛星国」と同じような意味で使われています。

スマホゲームで人気のモンストでも、サテライトという言葉が使われています。

モンストのサテライトは、降臨クエストと呼ばれるもので、登場した女性キャラクターのことです。

この女性キャラクターは遠く離れた場所からやって来るという意味で「サテライト」が使われていると考えられます。

ゲームではサテライトの本来の意味の衛星という使い方とは少し離れていますが、ゲームやアニメでの世界観での表現という形が近いと思われます。

ネットショップ

ネットショップでもサテライトという言葉が使われていて、この場合の本拠地は実店舗で、インターネット上の支店が「サテライト」になります。

また、SHOPLISTのように、本社から離れて実店舗を持たないことを強みとして、低価格で膨大な種類の商品を提供しているショップもあります。

サテライトの意味をしっかりと理解しよう

サテライトの意味をしっかりと理解しよう

サテライトという言葉は、さまざまな場面で使われていますが、その意味はほぼ同じです。

業界によって使われ方が異なるため、理解できないかもしれませんが、サテライトという本来の意味がわかっていると内容を理解することができます。

サテライトがついた言葉は数多くありますが、サテライトは衛星で少し離れた場所と理解しておくと、他の分野の使い方も理解できるでしょう。

この記事を書いた人

金川 和也のアバター 金川 和也 Beyond Work Labo代表/メタバースとDXの専門家

BeyondWorkLaboの運営主です。
株式会社LocalSquareの代表で上場企業から中小企業まで
法人向けにメタバース活用支援やDX支援を行っています。

このサイトでは、「未来の働き方改革」をスローガンとしてメタバースから業務効率化、DX、AIなど明日の働くを"大きく変える"皆様に役に立つ情報をメディアを通して発信していきます。是非、役に立つなと感じたら拡散よろしくお願いいたします。

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