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メタバース×不動産とは?活用方法やメタバースの土地購入方法も紹介

メタバースのワードが、さまざまな分野で見聞きされるようになりました。

不動産市場においても、すでに有名企業におけるメタバースの導入事例が見られ、今後も新たな展開が期待される分野です。

本記事では、メタバース空間における不動産の活用方法やその事例などを紹介します。

目次

メタバースとは?

メタバースとは?

メタバースとは、インターネット上に創り上げられた3次元の仮想空間のことです。

その仮想空間の中では、自分の分身となるアバターを使い、会議に参加したり、旅行をしたり、買い物をしたりして自由に行動できます。

3Dのリアルな世界の中で、自分の意思で活動できることから、没入感を得られるのが特徴です。

また、メタバースという言葉は、「超越」を意味する「メタ(meta)」と「宇宙、万物」などを意味する「ユニバース(universe)」が語源となっており、1992年に発表されたニール・スティーブンソン作のSF小説「スノウ・クラッシュ」で初めて使われた造語です。

エンターテイメント市場で使われることの多いメタバースですが、近年ではビジネス活用も進み、今後の可能性に期待されている分野です。

メタバースにおける不動産とは?

メタバースにおける不動産とは?

メタバースにおける不動産(バーチャル不動産)は、仮想世界内の土地や空間の一部分を指します。

これらはデジタル上の財産として扱われ、実際の不動産と同様に購入、売却、開発、賃貸することができます。

利用者は自分のバーチャル不動産をカスタマイズし、様々な活動を展開することが可能です。

これには店舗経営、仮想イベントの開催、ソーシャルスペースとしての活用などが含まれます。

また、不動産に対する投資としても関心が持たれており、実際に多くのプレイヤーや企業がメタバースの土地を取得しています。

メタバースへの参入企業が増加

近年、不動産業界においてもメタバースへの参入企業が増加しています。

メタバース不動産、仮想不動産、はたまたバーチャル不動産などとも呼ばれ、可能性のある新たな不動産の形として、たくさんの投資家や企業、業界から注目されています

実際に、現実世界の不動産と同じように、メタバース上の仮想不動産でもすでに取引が行われており、年々取引金額は増加傾向にあるとされています。

しかし、仮想空間内の土地に何の価値があるのか、と感じる方も少なくないでしょう。

しかし、そこまでメタバース不動産の売買が活発になるのには理由があり、ビジネスや投資などで上手に活用することで大きな利益が期待できるためです。

メタバースにおける不動産の活用方法

メタバースにおける不動産の活用方法

現在、メタバース不動産の活用方法としては、主に次のような2つに分類されます。

  1. メタバース不動産投資
    • 土地の売買
    • 土地の貸し出し
    • 建物を土地ごと売却
  2. メタバースの土地でビジネス
    • 店舗運営
    • イベント開催
    • ゲーム
    • 広告収入

1つずつ詳しく見ていきましょう。

メタバース不動産投資

まず1つ目は、メタバースの土地自体を活用する「メタバース不動産投資」の方法です。

この活用方法は、主に3種類に分類できます。

  1. メタバースの土地の売買
  2. メタバースの土地の貸し出し
  3. 建物をメタバースの土地ごと売却

順番に詳しく見ていきましょう。

メタバースの土地の売買

メタバースの土地の売買は、企業の株式や仮想通貨の場合と同じような考え方です。

価格が安い時に購入して、価値が上がった時に売却する

簡単に言えば、このようにして利益を得る方法です。

将来性のあるメタバースの土地を早い段階で購入しておくことで、後々、価値が大きく跳ね上がる可能性もあります。

メタバースの土地の貸し出し

メタバースの土地は、他の利用者に貸し出して活用することもできます。

レンタル料として収入を得ることができ、人気のある立地であれば長期レンタルとなり持続的に利益を得られる可能性もあります。

建物をメタバースの土地ごと売却

この活用方法は、専門的な知識と技術を要する方法です。

まずメタバースの土地を購入し、メタバース空間・3Dの仮想建物を制作し、土地と建物をセットで売却する方法です。

メタバース専門の業界事務所や海外の仮想不動産投資会社などは、こうした活用方法で大きな利益を得ています。

メタバースの土地でビジネス

2つ目の活用方法は、メタバースの土地でビジネスを行う方法です。

この方法は主に4種類に分類できます。

  1. 店舗運営
  2. イベント開催
  3. ゲーム
  4. 広告収入

順番に詳しく見ていきましょう。

店舗運営

メタバースの土地に店舗を構えることでさまざまなビジネスが可能になります。

例えば、マクドナルドのような飲食チェーンや保険会社、adidasなどの大手ブランドなどが続々とメタバースに参入し、新たなビジネスチャンスを展開しようとしています。

イベント開催

メタバースの土地を持っていれば、その空間を利用したイベントを開催することができます。

例えば、メタバースのプラットフォームDecentralandでは、2022年、2023年と「メタバース ファッションウィーク」と称した業界最大級のファッションイベントを行っています。

DOLCE&GABBANAやETROなど60ほどの世界的なブランドが参加し、デジタルショーならではの魅力も評価されており、今後も新たな展開が期待されています。

また、イベントに関連づけた商品販売も行うことができ、さまざまな業界で活用しやすい方法でしょう。

ゲーム

メタバースの土地にゲームを公開し、他の利用者に有料で提供する方法もあります。

例えば、メタバース界で人気のThe Sandboxでは、そうしたツールが用意されており、ゲーム好きで知識のある方ならば、自分でゲームを作って公開することも可能です。

広告収入

メタバースの土地はメディア、広告・宣伝にも活用できます。

多くの人が利用するメタバースの土地であれば、広告を出したい企業も増えるでしょう。

メタバース不動産を購入する方法

メタバース不動産を購入する方法

ここでは、具体的にメタバースの土地を購入する方法や、購入できるメタバースサービスを紹介していきます。

流れとしては次のとおりです。

  1. まず仮想通貨を準備する
  2. 土地購入ができるメタバース空間を選ぶ

それぞれ解説していきます。

仮想通貨の準備

どんなメタバースの土地を購入するにしても、仮想通貨の準備はほぼ必要になります。

  1. 仮想通貨取引所の口座を開設する
    • おすすめの仮想通貨取引所は「コインチェック」
  2. 日本円を仮想通貨に換金する
    • 換金方法は仮想取引所により異なるため確認が必要

土地購入ができるメタバースを選ぶ

仮想通貨が準備したら購入できるメタバースを選択しましょう。

ここでは人気のあるメタバースの中から次の2つを紹介します。

どのメタバースもさまざまな業界で土地が活用されています。

  1. Decentraland(ディセントランド)
  2. The Sandbox(ザ・サンドボックス)

1つずつ見ていきましょう。

Decentraland(ディセントランド)

Decentraland(ディセントランド)
出典:https://decentraland.org

Decentraland(ディセントランド)は、現在、メタバースのBIG4と呼ばれている人気のメタバースの1つです。

有名ブランドが参加するファッションイベントや、アメリカの清涼飲料水メーカーであるコカ・コーラなどの大手企業が提携を結ぶなどしています。

土地の平均価格も急高騰しているメタバースです。

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

The Sandbox(ザ・サンドボックス)
出典:https://www.sandbox.game/jp/

The Sandbox(ザ・サンドボックス)も、メタバースのBIG4のうちの1つで非常に注目を集めています。

有名企業がどんどん土地を購入しており、例えば、アメリカの著名なニュース誌であるTIMEは、サンドボックス内の土地にバーチャル版「タイムズ・スクエア」を再現することを計画しています。

また、イタリアを拠点とするファッションブランドのGUCCHIやワーナー・ミュージック・グループなども参入を計画しています。

他にも、Upland(アップランド)やCryptovoxels(クリプトボクセルズ)などさまざまなメタバースがあります。

メタバースにおける不動産の今後の課題と発展

メタバースにおける不動産の今後の課題と発展

いかがでしたか?

メタバース×不動産について、その活用方法や有名企業の参入事例など紹介してきました。

本記事のポイントをまとめると次のとおりです。

  • メタバースとはインターネット上に創り上げられた3次元の仮想空間
  • メタバースにおける不動産の活用方法は大きく分けて「メタバース不動産投資」「メタバースの土地でビジネス」の2種類
  • メタバース不動産を購入するには、まず仮想通貨を準備し、土地購入ができるメタバース空間を選ぶ
  • 土地購入ができるメタバースには、Decentraland(ディセントランド)やThe Sandbox(ザ・サンドボックス)などがある

メタバースは、ただの仮想空間ではなく、未来の私たちの経済活動に大きな影響を与える可能性を持っています。

不動産業界も、利用者の少なさが問題となっているため、どう利用者を増やしていくかを考えることがメタバース不動産の価値につながっていくでしょう。

この記事を書いた人

金川 和也のアバター 金川 和也 Beyond Work Labo代表/メタバースとDXの専門家

BeyondWorkLaboの運営主です。
株式会社LocalSquareの代表で上場企業から中小企業まで
法人向けにメタバース活用支援やDX支援を行っています。

このサイトでは、「未来の働き方改革」をスローガンとしてメタバースから業務効率化、DX、AIなど明日の働くを"大きく変える"皆様に役に立つ情報をメディアを通して発信していきます。是非、役に立つなと感じたら拡散よろしくお願いいたします。

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