メタバースの最新プラットフォーム・コンテンツのおすすめをご紹介
近年話題になっているメタバースですが、現在ではさまざまなプラットフォームが存在しています。
この記事では最新のメタバースプラットフォームのおすすめについてと、活用ツールについて紹介します。
メタバースの最新事情について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
メタバースとは?
「メタバース」とは、「超越した」という意味の「メタ(meta)」と「宇宙」という意味の「ユニバース(universe)」を組み合わせた造語で、「超越した宇宙」という意味を持つ概念です。
メタバースでは、オンライン上の仮想空間で、現実世界と同じような体験やコミュニケーションが可能です。
メタバースでは、自身のアバターを通じて新たな世界を探索し、共有することができます。
メタバースの最新おすすめプラットフォーム
ここでは、メタバースの最新のおすすめプラットフォームについて紹介します。
まとめると以下の通りです。
- CYZYSPACE
- VRChat
- Roblox
- 海上都市メルビレイ
- VMVerse
- ZIKU
- Vma plus Station
- V-expo
順番に解説します。
CYZYSPACE
「CYZYSPACE」は、約1,000人が同時接続可能なことが特徴なメタバースプラットフォームです。
CYZYSPACEは、VRショールーム、3Dオンライン展示会やバーチャルイベントで活用できるクラウドVRサービス・メタバースで、VRヘッドセットやPC、スマートフォン、タブレットを用いて、インターネットのブラウザ環境で利用できます。
また、自社に合わせたショールーム空間や展示・プレゼンテーション会場、催事会場、教室などの新たなスペースをオンライン上で構築し、ユーザーのアバターやChatGPTを利用した自動化AIアバターなどでコミュニケーションをとることができます。
さらに、セミナーや講演会などの様子を、ストリーミングサーバーを経由することによって配信することが可能です。
他にも、テキストチャットや挙手機能でのコミュニケーションが可能で、今後さらなる機能拡張を予定しています。
VRChat
「VRChat」は、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のプラットフォームです。
ユーザーは、好きなアバターでチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じたコミュニケーションを取ることができます。
また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われていて、ユーザーがワールドを作成したり、イベントを開催することができます。
Roblox
「Roblox」は、他のユーザーが作成したさまざまなゲームをプレイしたり、ユーザー自身もゲームを作成することができるゲーミングプラットフォームです。
利用できるすべてのゲームがユーザーによって作成されているため、「ゲーム版Youtube」とも言われています。
また、ゲーム内でユーザー同士のコミュニケーションが活発に行われていたり、ゲーム内のアバターやアイテムを売買する経済圏が成立しているため、世界を代表するメタバースの1つとも言われています。
Pocket AR
「pocket AR」は、誰でも気軽にARを作ることができるプラットフォームです。
表示したい画像と映像を用意して、アップロードするだけで簡単なARが作成できます。
また、画像をカメラで読み込むだけで、映像を表示することができます。
他にも、pocket ARには以下のような機能があります。
- GPSの取得:ユーザーがポケットARを使用した場所のGPSを取得することができます。これによりポスターなどによる広告キャンペーンを展開した際に、エリアごとの効果検証が可能になります。
- 開始日時と終了日時の設定:ARで映像を再生する開始日時と終了日時を設定することが可能です。期間外の時には任意でテキストを表示することもできます。
- URLとQRコードの発行:登録したARマーカー(画像)ごとにユニークなURLとQRコードが発行されます。URLを貼るだけで、LINEビジネスと簡単に連携することができます。
- 複数のARマーカーの登録:複数の種類の画像をARマーカーとして登録できるので、ARマーカーごとのABテストを行うことが可能です。画像ごとのアクセス数も管理画面から確認できます。
海上都市メルビレイ
「海上都市メルビレイ」は、メタバース内で店舗を出店することができるプラットフォームです。
実際の店舗をメタバース上で宣伝したり、NFT販売の窓口として活用したりすることができます。
企業がメタバースを表現の場として使用することができる他、実店舗やオフィスを持たない企業の第三の窓口にすることができます。
VMVerse
「VMVerse(ブイ・エム・バース)」は、バルテス・モバイルテクノロジー株式会社が提供する体験型メタバースプラットフォームです。
VMVerseは、住宅展示やショールーム、展示会、ECプラットフォームなどのビジネスシーンでの活用や、バーチャルオフィスやイベントスペースといったコミュニケーション空間の提供まで幅広く利用することができます。
VMVerseに標準搭載されているバーチャルショッピングモールパッケージは、外部決済サービスとの連携が利用可能です。
そのため、使いやすい画面でクレジットカード決済を安全に利用することができます。
また、高度なセキュリティ対策を導入しており、SSL暗号化や不正検知システムなどによって顧客のデータを保護しています。
ZIKU
「ZIKU」は、イベント主催社と来場者がメタバース空間上のアバターでコミュニケーションが可能なメタバースプラットフォームです。
オンラインイベントのノウハウが詰まった、主催社向けの機能が搭載されていて、会期前から会期後までメタバースイベントの安定的な開催をワンストップで包括的にサポートします。
ZIKUは、専用アプリは不要で、PCとネットさえあれば、誰でもどこからでも使用が可能です。
さらに、動画配信サービスとも連携可能で、ライブの講演やオンデマンド動画配信ができ、実際の展示会と同様に展示と講演を組み合わせたイベントを1つのプラットフォームで開催することができます。
Vma plus Station
「Vma plus Station」は、Vma plus株式会社が提供しているメタバースプラットフォームです。
URLをクリックするだけでアクセス可能なのが特徴で、専用アプリのダウンロードやVRヘッドセットを用意する必要がありません。
使い方も簡単で、アカウントを作成せずにメタバース空間内を自由に探索できます。
メタバース内ではEC機能が利用可能で、決済手数料10%と手頃な価格設定も特徴です。
また、メタバース空間内でストリーミング配信も可能で、EC機能と掛け合わせる事でライブコマースも実施できます。
他にも、広告画像やPR動画を手軽に掲載できます。ユーザーがアバターを通して広告を見ることで宣伝効果が期待でき、最新技術を駆使したマーケティングツールとしても活用できます。
V-expo
「V-expo」は、簡単にアクセスすることができるユニークなメタバースプラットフォームです。
軽量設計であるため、スマホや低スペックのPCでも使えます。また、webブラウザから簡単にアクセスできるので、専用アプリダウンロードは必要ありません。また、SNSでの拡散性も高くなっています。
V-expoでは、1000名以上の大規模イベントも開催可能で、すべての参加者のアバターが表示されるため、大人数での臨場感を味わえます。
また、カスタマイズ性が高く、ニーズに合わせた機能を自由に搭載することができます。
メタバースのおすすめ活用ツール
ここでは、メタバースを利用するための活用ツールについて解説します。
VRヘッドセット
VRヘッドマウントディスプレイを利用する場合は、専用アプリでVR空間にアクセスし、VRヘッドマウントディスプレイを頭に装着した状態で、付属のコントローラーで操作します。
VRへの没入感が高いというメリットがありますが、高額のデバイスを購入する必要がある点や装着に一定の身体的負担を要する点がデメリットです。
現在では、VRHMDは関連技術の進歩により、小型・軽量化が進んでいますが、長時間装着するには身体への負担が大きいのが現状です。
メタバースプラットフォーム
メタバースプラットフォームは、メタバースを利用するためのサービス仕組みのことです。
プラットフォーム上では、ゲームやバーチャルライブ、ビジネス利用、Eコマースなどが利用できます。
特にゲーム分野で利用が拡大していて、まるで自分自身がゲームの世界に入り込んだかのような没入感・臨場感を感じながらゲームをプレイすることができるのが特徴です。
現在、さまざまな企業がメタバースプラットフォームを開発しちえて、VRChat、Roblox、cluster、The Sandbox、Decentraland、ZEPETOなどが有名です。
ARアプリ
ARアプリとは、スマホやARグラスなどのデバイスを使用するユーザーに、AR体験を提供するアプリケーションです。
リアルの街にポケモンが存在するかのようなゲームを楽しむことのできる「Pokemon Go」や、リアルの街に道順を示す矢印などの情報が表示され、スムーズに目的地にたどり着くことができる「Google Map」などが有名です。
ARアプリは多くの業界で活用されていて、ゲームや映画などのエンターテインメントの他、教育系、インテリアシミュレーション系などが人気です。
【最新】メタバースの活用事例
ここでは、最新のメタバースの活用事例を紹介します。
日産自動車は、2022年5月にメタバース上で新型軽電気自動車「日産サクラ」の発表・試乗会を開催しました。
イベントは世界最大のVR SNSプラットフォーム「VRChat」で開催されました。
また、試乗会では日本の四季を感じられるドライブコースでバーチャルなサクラを運転することができます。
自分で運転席に座って運転したり、後部座席に座ってみたりなど、現実の試乗と同様の体験が可能で、新車の特徴を確認することができます。
大日本印刷とAKIBA観光協議会は、2022年4月に「バーチャル秋葉原」をオープンしました。
PC用アプリやVRゴーグル、Webブラウザなどを利用して、場所を問わず秋葉原の魅力を楽しむことができます。
仮想空間では、ショッピングができたり広告看板などが設置されていて、さまざまな企業が、情報発信や販促活動を行う「第3のチャネル」として利用することができます。
メタバースの最新情報をハックしよう
いかがでしょうか?
ここまで、メタバースの最新プラットフォームについて紹介しました。
メタバースがさまざまな分野での活用が進んでいて、多くのコンテンツがリリースされています。
今後さらなる発展が期待されているため、メタバースの最新情報を確認するようにしましょう。