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【保存版】メタバース美術館の特徴とは?国内と海外の事例も紹介!

【保存版】メタバース美術館の特徴とは?国内と海外の事例も紹介!

近年さまざまな分野での活用が進んでいるメタバースですが、美術館としても活用されています。

この記事では、メタバース美術館の特徴や国内と海外の事例について紹介します。

目次

メタバース美術館の特徴とは?

ここでは、まずメタバース美術館の特徴について解説します。

以下の特徴について紹介します。

  • 時間を問わず鑑賞できる
  • 会話しながら鑑賞できる
  • 見たい作品を鑑賞できる
  • 非展示作品の鑑賞ができる

時間を問わず鑑賞できる

メタバース美術館は、メタバースにアクセスできれば鑑賞できるため、時間や場所を問わず鑑賞することができます。

美術館に興味があっても、なかなか現地まで行くことが難しいというケースも多いのではないでしょうか。また、仕事が休みの週末に美術館に行くと、混雑していてゆっくり鑑賞できなかったという経験があるかもしれません。

メタバース美術館であれば、これらの問題はほぼ解消されます。メタバース美術館は、メタバースにアクセスするだけなので、美術館まで移動する必要がありません。また、来館者が多い場合でも並ぶ必要はありません。

開館時間などもないため、24時間時間を気にせず鑑賞することができます。

会話しながら鑑賞できる

現実の美術館では、館内では会話が禁止されていることがあります。

ただ、友達などと鑑賞している場合は、作品について感想などを話し合いたいと思うこともあるでしょう。

メタバース美術館であれば、会話しながらでも鑑賞することができます。

ヘッドセットやチャットなどで会話をしていても、周囲にオープンにならないため、他に鑑賞している人がいる場合でも迷惑がかかりません。

そのため、メタバース美術館は現実の美術館とは違った楽しみ方ができます。

見たい作品を鑑賞できる

現実の美術館では、展示する作品は美術館側が選定します。

そのため、見たい作品を鑑賞できないことがあります。

メタバース美術館であれば、参加者は展示されている作品を自由に鑑賞することができます。

また、現実の美術館では作品は展示されている順番で鑑賞する必要がありますが、メタバース美術館では興味がある作品を直接鑑賞することができます。

非展示作品の鑑賞ができる

メタバース美術館では、現実の美術館では展示できない作品も鑑賞することができます。

メタバースには物理的な空間の制限がないため、美術館に展示されていない作品や、美術館に収蔵されていても展示されていない作品であっても鑑賞することが可能です。

また、メタバースは3DCGで構成されているため、展示空間を拡張したり、現実では再現できない展示方法をすることもできます。

日本国内のメタバース美術館の事例

ここからは、日本国内のメタバース美術館の事例について紹介します。

以下のメタバース美術館について紹介します。

  • ゆのくにの森
  • MiraVerse ミュージアム
  • VR Art Museum 西洋絵画美術館
  • VR美術館 世界の巨匠アート展

ゆのくにの森

引用元:https://yunokuninomori.jp/topics/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8/

「ゆのくにの森」は、石川県加賀市の加賀伝統工芸村が開催しているメタバース美術館です。

「ゆのくにの森」には、実際に美術館があり、11の館で50種類以上の伝統工芸の体験ができます。

メタバース美術館では、この「ゆのくにの森」の伝統工芸の体験の様子やイベントなどの写真が展示されています。

「ゆのくにの森」では、以下の写真が展示されています。

・輪島塗の館
・九谷焼の館
・和紙の館
・友禅の館
・お菓子の館
・越前の館
・山中漆器の館
・金箔の館

スマートフォンでも入場可能なので、メタバース美術館を手軽に体験することができます。

MiraVerse ミュージアム 広重

引用元:https://www.holdings.toppan.com/ja/news/2022/06/newsrelease220616_1.html

「MiraVerse ミュージアム」は、印刷会社の凸版印刷が構築したメタバース美術館です。

このメタバース美術館は2022年4月にサービスが開始し、現在はその第一弾として歌川広重の浮世絵などが展示されています。

ここで展示している作品は、実際に山形県天童市にある広重美術館に所蔵されているものです。

「MiraVerse ミュージアム」の特徴は、高精細なメタバース空間となっている点です。

メタバース上で作品の色や質感が再現されていて、実際の美術館で鑑賞するのと同等の体験ができます。

リアリティが高いため、ヘッドセットの利用がおすすめですが、パソコンからでも鑑賞が可能です。

VR Art Museum 西洋絵画美術館

「VR Art Museum 西洋絵画美術館」は、すでにパブリックドメイン化されている名作絵画を展示しているメタバース美術館です。

作品はすべてパブリックドメイン化されているため、すでに著作権は消失し、複製や転載が可能になっています。

有名な絵画などが原寸大で展示されていて、日本語での解説もついています。

美術館には1階と2階のフロアが用意されていて、展示されているジャンルによってわかれています。

どこに何が展示されているかについては、入口付近に地図と説明でわかるようになっています。

この「VR Art Museum 西洋絵画美術館」は、メタバースプラットフォームである「VRChat」内の1つのワールドとして展開されているため、VRChatのアカウントがあれば、だれでも鑑賞することができます。

VR美術館 世界の巨匠アート展

引用元:https://cluster.mu/w/95f8546f-f2ad-4402-96e4-ddd86f0d9276

「VR美術館 世界の巨匠アート展」は、有名画家のゴッホ、フェルメール、モネ、ルノワールなどのいわゆる巨匠の作品を楽しむことができるメタバース美術館です。

展示作品は有名なものが多く、スマートフォンからも鑑賞できるなど、気軽に楽しめるものとなっています。

また、日本語に対応したメタバースプラットフォーム内に開設されているため、日本人におすすめできます。

「VR美術館 世界の巨匠アート展」のシリーズは、以下の通りです。

<VR美術館>世界の巨匠アート展1(モネ、ゴッホ)
<VR美術館>世界の巨匠アート展2(ルノワール)
<VR美術館>世界の巨匠アート展3(フェルメール)

このメタバース美術館は、clusterというメタバースプラットフォーム内に開設されています。

clusterは日本製であるため、日本語で表示されています。また、操作が簡単なのでメタバースに慣れていない人でも問題なくアクセスできます。

海外のメタバース美術館

ここからは、海外で開設されているメタバース美術館を紹介します。

以下のメタバース美術館について紹介します。

  • OnCyber
  • The VR Museum of FineArt
  • The Museum of Other Realities
  • Google Arts & Culture VR

OnCyber

引用元:https://oncyber.io/ja

「OnCyber」は、NFTコレクターの作品が展示されているのが特徴です。

NFTアートが展示されていて、日本の芸能人の作品も展示されています。

OnCyber上にNFTアートを展示している芸能人には、EXILEの関口メンディーさん、元AKB24の小嶋陽菜さんなどいます。

The VR Museum of FineArt

引用元:https://store.steampowered.com/app/515020/The_VR_Museum_of_Fine_Art/?l=japanese

「The VR Museum of Fine Art」は、過去の名作から近代の作品まで幅広い絵画や彫刻が展示されています。

特に、古代の彫刻が鑑賞できるのが特徴で、国内のメタバース美術館には展示されていないため、貴重な体験ができます。

絵画については、レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザや、モネの睡蓮といった有名な絵画が鑑賞できます。

The Museum of Other Realities

引用元:https://store.steampowered.com/app/613900/Museum_of_Other_Realities/?l=japanese

「The Museum of Other Realities」は、主に前衛的な芸術作品が展示されているメタバース美術館です。

幻想的な3Dオブジェクトが多数展示されていて、近未来的な作品が多いため、独自の世界観が広がっています。

最先端のアート作品に興味がある方は、ぜひ鑑賞してみてください。

Google Arts & Culture VR

引用元:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.vr.museums&hl=ja&pli=1

「Google Arts & Culture VR」は、Googleが提供している仮想現実アプリケーションです。

「Google Arts & Culture VR」では、世界中の美術品などをVRで鑑賞することができます。

VRヘッドセットで鑑賞するとリアリティがある体験ができますが、ヘッドセットがない場合でもパソコンからでも鑑賞できます。

また、360度どの方向からでも作品を鑑賞できるのが特徴で、動画の再生中に3D空間内を移動することでさまざまな角度から鑑賞が可能です。

メタバース美術館を楽しもう!

ここまで、メタバース美術館の特徴や国内と海外の事例について紹介しました。

本記事の内容は以下の通りです。

  • メタバース美術館の特徴とは?
    • 時間を問わず鑑賞できる
    • 会話しながら鑑賞できる
    • 見たい作品を鑑賞できる
    • 非展示作品の鑑賞ができる
  • 日本国内のメタバース美術館の事例
    • ゆのくにの森
    • MiraVerse ミュージアム
    • VR Art Musuem 西洋絵画美術館
    • VR美術館 世界の巨匠アート展
  • 海外のメタバース美術館
    • OnCyber
    • The VR Museum of FineArt
    • The Museum of Other Realities
    • Google Arts & Culture VR

メタバース美術館は、メタバースにアクセスすることで美術品を鑑賞できるため、時間や場所に関係なく楽しむことができます。

また、友達と会話しながら鑑賞するなど、現実の美術館では難しいことも実現できます。

すでに多くのメタバース美術館が開設されているため、一度体験してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

金川 和也のアバター 金川 和也 Beyond Work Labo代表/メタバースとDXの専門家

BeyondWorkLaboの運営主です。
株式会社LocalSquareの代表で上場企業から中小企業まで
法人向けにメタバース活用支援やDX支援を行っています。

このサイトでは、「未来の働き方改革」をスローガンとしてメタバースから業務効率化、DX、AIなど明日の働くを"大きく変える"皆様に役に立つ情報をメディアを通して発信していきます。是非、役に立つなと感じたら拡散よろしくお願いいたします。

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