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メタバースで学べる英会話サービス5選 メリットと活用事例についても紹介!

近年では、さまざまな分野でメタバースが活用されています。

その中でも注目されているのが英会話の上達を目的としたメタバースサービスです。

英会話については、オンラインでも利用できるサービスが普及していますが、メタバースを活用することでオンライン英会話とは異なるメリットなどがあります。

金川

この記事では、メタバース英会話のメリットや活用事例について紹介します。
では、早速見ていきましょう!

目次

メタバースとは?

メタバースとは、インターネット上に構築された3Dの仮想空間のことです。

ユーザーは、メタバース上ではアバターを利用して他のユーザーとコミュニケーションを取ったりします。

コミュニケーションの他にも、さまざまなイベントに参加したり、ショッピングをするなど、活用範囲は広くなっています。

メタバースは近年注目を集めていて、今後さらなる発展が期待されています。

英会話にメタバースを活用するメリット

ここでは、メタバースを英会話に使用するメリットを解説していきます。

現実の英会話に近い体験ができる

メタバースの英会話では、現実に近い英会話を体験できるのが特徴です。

従来の英会話学習では、英会話教室に通ったり、英会話の教材を購入して自分で学習するという方法でした。

英会話教室の場合は、実際に講師と会話をしながら英会話を学習するため、一定の緊張感があります。ただ、英会話教材の場合は、一人で学習する形式であるため、緊張感は低くなりがちです。

メタバース英会話の場合は、部屋で一人で学習する形式ですが、英会話教室に通う場合と同じような感覚で学習ができます。

また、英会話教室よりも実践的な英会話が可能です。英会話教室では、講師と会話をするという形式が中心ですが、メタバース英会話では、さまざまなシチュエーションを作り出すことができます。

例えば、道を歩いている外国人に急に話しかけられるという場面も再現できるでしょう。最近は、生成AIの普及でCPUと人間的なコミュニケーションのキャッチボールをできる事例も増えてきています。

生成AIは、何度でも飽きずに相手してくれるので恰好のコミュニケーション練習の相手と言えます。

そのため、よりリアリティがある現実に近いシチュエーションで英会話を学習できます。

遠方でもコミュニケーションがとれる

メタバースはオンライン上のサービスであるため、遠方にいる場合でもコミュニケーションをとることができます。

メタバース英会話では、講師と生徒がアバターを通じて英会話をします。そのため、例えば講師が海外在住であっても、問題なく英会話学習をすることができます。

また、海外にいる生徒もアバターとして参加すれば、国際交流なども簡単に行うことができます。

メタバースの仮想空間ではリアリティもあるため、現実で会っているかのような感覚で英会話をすることができます。

リアリティがあるコミュニケーションがとれる

遠方でもコミュニケーションがとれる方法として、オンライン英会話があります。

そのため、メタバースである必要性がよくわからないと思う人がいるかもしれません。

ただ、メタバース英会話では、リアリティがあるコミュニケーションがとれるのがメリットです。

メタバースではアバターを使って参加しますが、アバターは身振り手振りなどの動きをつけることができます。これは現実のコミュニケーションとほぼ同じ形になります。

オンライン英会話の場合は、カメラを通じてコミュニケーションをとります。遠方でも英会話は可能ですが、リアリティは低いものとなっています。

仮想空間ならではの演出ができる

メタバースは3Dで構成された仮想空間であるため、さまざまな演出をすることが可能です。

例えば、英会話をする場面として外国の街並みを再現すれば、外国にいるかのような形で英会話を学習することができます。

これは現実の英会話教室でもできないことで、うまく演出を組み合わせることで、学習効果が高まることも期待できます。

メタバース英会話の事例

ここからは、実際に英会話にメタバースを活用した事例について紹介します。

鹿児島大学教育学部附属小学校

引用元:PR TIMES

「鹿児島大学教育学部附属小学校」では、メタバースを使用して英語の授業をしています。

この事例では、メタバースの仮想空間内にショッピングモールを設営し、その中にあるフードコートで接客をしたり、スーパーマーケットでショッピングをしたりなど、実生活を再現しながら英会話をしています。

また、アバターを使ってさまざまなアクションができるなど、実体験として学習することができるため、より高い学習効果が期待できます。

実際に、このメタバース英会話を導入した後には、生徒の発言が増えたという報告があります。

羽衣国際大学

引用元:PR TIMES

「羽衣国際大学 共通教育開発センター」では、学生がメタバースで講義を受講できる「ライブ英会話レッスン」を実施しています。

具体的には、Meta社が提供している「Horizon Workrooms」とVRヘッドセットの「Meta Quest 2」を使用して、フィリピン人の英語講師から英語や文化について学習していました。

この取り組みは、新型コロナウイルスの影響で、海外留学や国際交流ができなくなったことがきっかけで、コロナ禍でも国際交流を続けるための方法としてメタバースを活用しました。

メタバースではアバターで英会話をするため、対面の英会話レッスンであっても、緊張感が少なく会話がしやすいという意見がありました。

中央大学

引用元:中央大学

中央大学では、メタバース内で学生が互いに英語を教え合う形式で検証を行っています。

この検証においては、学生がレッスンの内容を考案していて、参加した学生からの評価も高いものが多くなっています。

中央大学では、今後もVRを使った国際交流についての研究を続けていくそうです。

中京テレビ

引用元:Kimimi英会話

「中京テレビ」では、メタバース上で英会話を行うイベントとして「Kiminiバーチャルフェス」を開催しました。

このイベントは、オンライン英会話を運営している株式会社Glatsと共同で実施しています。

イベントでは、英会話を題材としたクイズなどをゲーム形式で行うなど、楽しみながら英語学習ができる内容となっていました。

このイベントは、スマートフォンからでも参加できるメタバースで開催されたため、幅広い年齢の人が参加していました。

浦和学院高等学校

引用元:PR TIMES

「浦和学院高等学校」では、株式会社CURIOUS WORLDが提供している「メタバース留学」を生徒に体験させるという試みを行っています。

これは、実際に海外留学する前の事前学習という位置付けで、メタバース空間内に、留学の場で起こりそうなさまざまなシチュエーションを再現しました。

例えば、ファストフード店を再現し、実際の留学先にいるフィリピン人の講師が店舗のスタッフとなり、生徒が客として対話をしていました。

メタバースを活用した結果として、学習中の生徒のボディーランゲージが増えたそうです。

メタバースを使った英語学習サービス5選

ここからは、実際に提供されているメタバースを活用した英語学習サービスを紹介します。

メタバース英会話

引用:メタバース英会話公式

このサービスでは、メタバース内で1対1で英会話が学習することができます。

人気ゲームの「Fortnite」「Minecraft」を利用してサービスを提供しているのが特徴です。

このサービスは、ゲームをしながら英会話をすることで、学習効果を高める狙いがあります。

fondi(フォンディ)

引用元:fondi公式

「fondi」は、メタバース上でアバターを使って英語学習ができるサービスです。

アバターは世界100ヵ国以上の人が集まっています。

fondi内には、世界中のユーザーとコミュニケーションがとれる「Plaza」、仲間とのプライベートな英会話をするための「Lounge」、会話の記録を行うための「Home」の3つのワールドがあります。

fondiはSNSにアクセスするのと同じような感覚で英会話ができるのが特徴です。

引用元:PRTimes

上図のように英会話メタバース「fondi」は、「AI会話練習エリア」を開設しました。

このエリアでは、ユーザーがAIアバター「Catherine」と実践的な英会話を行うことができます。サービスは、英会話の練習の敷居を下げ、より多くの人が楽しみながら学べるように設計されています。

メタバース留学

引用:メタバース留学公式

「メタバース留学」では、メタバースの空間内で外国の学生と国際交流をすることができます。

メタバース留学は、メタバースプラットフォームの「VRChat」を利用しています。

現実での海外留学と同じようなシチュエーションを再現しているのが特徴で、空港のチェックインやホームステイ先のコミュニケーションなど、リアリティある体験ができます。

eスポーツ英会話

eスポーツ英会話プログラムでは、子供たちが人気のメタバースゲーム「フォートナイト」を使って英会話を学びます。

選抜率5%の厳しい選考を通過したコーチが、1回のレッスンで2~3人の生徒を担当し、ゲームをプレイしながら英語でコミュニケーションを取ります。

英語の使用が基本ですが、生徒は日本語で質問することも可能です。

AI先生

メタバースプラットフォーム「どこでもドア」を提供する株式会社メタリアルの子会社、株式会社MATRIXが、ChatGPTを駆使した新たな英会話プログラム「AI先生」を運営しています。

このプログラムでは、現在大きな注目を集めるChatGPTを利用して英語の勉強が可能です。現在β版として提供されており、利用料金は無料です。

AI先生を利用することで、メタバース内の様々な環境を探索しながら、ゲームをするかのような感覚で英語学習が楽しめます。学習のパートナーはAIであり、気兼ねなく、恥ずかしがることなく英語を積極的に使うことが奨励されています。

メタバースを活用して英会話を上達させよう!

ここまで、メタバースを活用した英会話の特徴やメリット、事例について紹介しました。

この記事の内容は、以下の通りです。

  • メタバースとは?
  • 英会話にメタバースを活用するメリット
    • 現実の英会話に近い体験ができる
    • 遠方でもコミュニケーションがとれる
    • リアリティがあるコミュニケーションがとれる
    • 仮想空間ならではの演出ができる
  • メタバース英会話の事例
    • 鹿児島大学教育学部附属小学校
    • 羽衣国際大学
    • 中央大学
    • 中京テレビ
    • 浦和学院高等学校
  • メタバースを使った英語学習サービス
    • メタバース英会話
    • AI先生
    • eスポーツ英会話
    • fondi
    • メタバース留学

メタバースで英会話をすることで、現実の英会話に近い感覚で英語学習ができるため、高い学習効果が期待できます。

すでにいくつかの事例が存在していて、英会話教室よりも高い効果が計測できたという報告もあります。

そのため、メタバース英会話は今後さらに発展していくことが予想されます。

この記事を書いた人

金川 和也のアバター 金川 和也 Beyond Work Labo代表/メタバースとDXの専門家

BeyondWorkLaboの運営主です。
株式会社LocalSquareの代表で上場企業から中小企業まで
法人向けにメタバース活用支援やDX支援を行っています。

このサイトでは、「未来の働き方改革」をスローガンとしてメタバースから業務効率化、DX、AIなど明日の働くを"大きく変える"皆様に役に立つ情報をメディアを通して発信していきます。是非、役に立つなと感じたら拡散よろしくお願いいたします。

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