メタバースプラットフォームのcluster(クラスター)とは?特徴や活用事例を紹介!
現在、メタバースにはさまざまなプラットフォームが存在しますが、その中でもクラスター(cluster)が人気です。
この記事では、このクラスターの特徴やできること・活用事例について紹介します。
メタバースのcluster(クラスター)とは
「cluster(クラスター)」とは、クラスター株式会社が運営しているバーチャルSNSです。
パソコンやスマートフォンなどのデバイスを用いて利用することが可能で、メタバースの仮想空間内でさまざまなイベントやゲームに参加できます。
参加者はアバターを操作することで仮想空間で世界中の人とコミュニケーションを取ることができます。
また、VRヘッドセットにも対応していて、より没入感がある体験が可能です。
メタバースのcluster(クラスター)の特徴
メタバースの「cluster(クラスター)」には、さまざまな特徴があります。
ここでは、この特徴について解説します。
日本最大のメタバースプラットフォーム
「cluster(クラスター)」は、日本最大のメタバースプラットフォームとなっています。
総ダウンロード数は100万回以上、総動員数は約800万人以上という実績があります。
clusterでは、さまざまなイベントが開催されていて、1週間開催されたバーチャルハロウィーンというイベントでは、世界中から55万人のユーザーが参加しました。
clusterで開催されるメタバースのイベントは日本トップクラスで、日本で開催されたイベントの約9割はclusterで行われています。
スマートフォンのユーザーが多い
clusterは、スマートフォンのユーザーが多い点も特徴です。
clusterは、スマートフォンアプリとして利用できるため手軽にアクセス可能で、時間や場所を問わずワールドにアクセスできるため、ユーザーは自由な時間や場所で楽しむことができます。
また、clusterは操作性が直感的なことも特徴で、スマートフォン活用して簡単な操作でワールドを作成したり、アイテムを配置することができます。
スマートフォンは幅広い世代に普及しているため、利用者が幅広い点も特徴です。
企業のコラボが多い
clusterでは、さまざまなイベントが開催されていて、企業とのコラボが多い点も特徴です。
イベントの参加者は、2021年には累計総動員数が1,000万人を超えています。
ユーザー数が多いことから、clusterは企業の新しいマーケティングやプロモーションの手段として注目されています。
clusterは仮想空間であるため、うまく活用することで、ブランドの魅力などをリアルに伝えることが可能です。
他にも、ユーザーとの対話や参加型イベントの開催も多く、コミュニケーションを深めることもできます。
cluster(クラスター)でできること
cluster(クラスター)では、用意されたワールド内でさまざまな体験ができます。
ここでは、clusterでできることについて紹介します。
ワールドで遊ぶ
cluster(クラスター)では、企業や個人のクリエイターなどが作成したワールドが数多く用意されていて、その中を自由に探索することができます。
ワールドの種類は多く、「バーチャル渋谷」のような現実世界にあるものを再現したものから、仮想空間ならではの架空のワールドまで幅広く存在します。
どのようなワールドがあるかについては検索することができますが、clusterのロビー画面にはおすすめワールドが表示されているため、そこから選ぶという方法もおすすめです。
ワールドを作る
clusterには、さまざまなワールドが用意されていますが、このワールドは自分で作成することができます。
ワールドの作成には「ワールドクラフト」というcluster内で使用できる機能を用いることで、自分だけのオリジナルなワールドが作成可能です。
また、「Cluster Creater Kit」という開発キットも公開されていて、エフェクトやBGM、道具を配置することができます。
イベントやVR音楽ライブ
clusterでは、さまざまなイベントが開催されていて、誰でも参加できる無料イベントも多数開催されています。
また、VR音楽ライブも多く開催されてちえ、実際の人気アーティストやバーチャルタレントが多数出演しています。
cluster内のイベントでは、無料イベントだけでなく、有料チケット販売や投げ銭機能なども利用可能です。
cluster内のバーチャル渋谷では、2021年3月に「SHIBUYA UNDER SCRAMBLE powered by au 5G」がオープンし、20日間で100組以上のアーティストが参加しました。
好きなアバターを使う
clusterでは、参加者はアバターで活動しますが、このアバターは公式から5種類のものが用意されています。
このアバターは自分でもカスタマイズすることが可能で、カスタムアバター機能が搭載されています。
clusterのアバターは3Dモデル作成アプリの「VRoid Studio」でも作成可能で、他にも、「REALITY」というバーチャル配信アプリとアバター連携することで、「REALITY」で作成したアバターがclusterでも使うことが可能です。
コミュニケーションを楽しむ
clusterでは、ユーザー同士がリアルタイムでコミュニケーションを取ることができます。
コミュニケーションの方法には、音声チャットやテキストチャットなどがあり、アバターを操作するジェスチャーやエモーションなどで表現することも可能です。
また、グループやコミュニティを作ることも可能で、共通の趣味を持つユーザーが集まり、イベントやパーティーを開催するなどの活動ができます。
コミュニティで新たな仲間を見つけることもできるため、クリエイターやアーティストとのコミュニケーションも活発になっています。
cluster(クラスター)で有名なワールド
cluster(クラスター)には、さまざまなワールドが用意されています。
ここでは、その中から有名なワールドを紹介します。
スカイアスレチック
「スカイアスレチック」は、空中に浮かぶアスレチックパークのワールドです。
参加者は高所からジャンプしたり、壁走りやロープを使ったアクションなどを楽しむことができます。
ワールドでは物理演算に基づいているため、没入感がある体験が可能です。
このワールドは他の参加者と一緒に遊ぶことが可能で、競争したり協力するなどを通じて新たな楽しみを見つけることができます。
バーチャル大阪
「バーチャル大阪」は、現実世界の大阪の街並みを再現したワールドです。
このワールドでは、参加者は実際の大阪を歩いているかのような体験ができます。
バーチャル大阪には、有名な観光地やショッピングエリア、飲食店などがあり、参加者はその街を移動して他の参加者と交流することが可能です。
また、現実世界の大阪とは異なる要素やイベントも用意されていて、今後もコンテンツが増えていくことが予想されます。
メタバース地球科学ミュージアム
「メタバース地球科学ミュージアム」は、骨格標本や3D地形図などが展示されているワールドです。
このワールドは、「地球科学可視化技術研究所」所長である古生物学者の芝原暁彦氏によって制作されていて、地球の自然現象や地質学的な事象などを学ぶことができます。
「メタバース地球科学ミュージアム」では、仮想空間内で地球の歴史や自然に触れながら、楽しく学ぶことができる体験を提供しています。
カクレミ忍術屋敷
「カクレミ忍術屋敷」は、脱出ゲームが体験できるワールドです。
参加者は忍者となり、複雑なアスレチックや各部屋に用意された謎を解いてゴールを目指します。
隠された扉や仕掛けられたカラクリを突破し、ゴールに辿り着けるのかを競うゲームとなっています。
バーチャル丸の内
「バーチャル丸の内」は、東京の丸の内を再現したワールドです。
このワールドでは、現実世界の丸の内にある有名な建物やランドマークが存在します。
実際には、東京駅や丸ビル、東京国際フォーラムなどが立体的に再現されていて、現実さながらの体験ができます。
また、バーチャル丸の内では自由に移動しながら建物内の探索も可能で、周囲の景色や音楽もリアルに再現されているのが特徴です。
他の参加者と交流したり、イベントに参加することも可能で、参加者にとって魅力的なコミュニティスポットとなっています。
人気メタバースのクラスターに注目しよう!
ここまで、人気メタバースプラットフォームのcluster(クラスター)の特徴やワールドについて解説しました。
clusterは日本最大のメタバースプラットフォームで、さまざまなイベントが開催されています。
また、スマートフォンから手軽に利用できることから、幅広い参加者がいることも特徴です。
企業やクリエイターが作成したさまざまなクラスターが用意されていて、多くの新たな体験が可能となっています。