【徹底比較】日本の有名なメタバースプラットフォーム4選!特徴を解説
エンターテイメントからビジネスまで、幅広い業界で注目されているメタバース。
導入する際には、その目的にあった強みを持つプラットフォームを選ぶことが大切です。
本記事では、日本のメタバースの人気プラットフォームを紹介するとともにその特徴をお伝えします。
メタバースとは?
メタバースとは、インターネット上に創り上げられた3次元の仮想空間のことです。
3Dのリアルな世界の中で、自身の分身となるアバターを使って自分の意思で行動できることから、没入感を得られるのが特徴です。
ちなみに、メタバースという言葉は、「超越」を意味する「メタ(meta)」と「宇宙、万物」などを意味する「ユニバース(universe)」が語源となっており、1992年に発表されたニール・スティーブンソン作のSF小説「スノウ・クラッシュ」で初めて使われた造語です。
ゲームをはじめエンターテイメント市場のイメージが強いメタバースですが、近年ではビジネス活用も進み、今後の可能性に期待されている分野です。
メタバースのプラットフォームとは?
メタバースのプラットフォームとは、メタバースを作る基盤のことを指します。
運営企業によって、それぞれ特徴や強みが異なっているため、メタバースを利用するときには、使用目的に合ったプラットフォームを検討して参加します。
日本のメタバースプラットフォームの選び方のポイント
近年、日本国内のメタバースの利用者がどんどん増えており、日本発のメタバースプラットフォームが続々と誕生しています。
そこで、ここでは、日本発のメタバースのプラットフォームを選ぶ際のポイントを6つ紹介します。
まとめると次のとおりです。
- 利用目的に合ったものを選ぶ
- 個人向けか法人向けか
- 使用可能なデバイス
- カスタマイズ性の高さ
- コスト
- アバターの有無
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1. 利用目的に合ったものを選ぶ
メタバースのプラットフォームを選ぶ際にもっとも大切なことは、利用目的や用途を明確にすることです。
プラットフォームにはそれぞれ特徴があり、エンターテイメントに向いているものもあれば、ビジネス向けのものもあります。
各社の特徴や強みを比較して、自分の利用目的にあったプラットフォームを選びましょう。
2. 個人向けか法人向けか
メタバースのプラットフォームは、個人向けに作られているものと法人向けに作られているものがあります。
企業で利用する場合には法人向けを、個人で利用する場合には個人向けのプラットフォームを選びましょう。
3. 使用可能なデバイス
メタバースのプラットフォームには、使用可能なデバイスが、ブラウザ用のもの、スマホアプリ用のもの、どちらも可能なもの、と3種類あります。
手軽さを重視するのであれば、スマホアプリで使用できるものが良いでしょう。
どちらも使用できれば、それだけユーザーも増える可能性があります。
4. カスタマイズ性の高さ
メタバース空間のカスタマイズ性の高さも大切なポイントです。
カスタマイズが自在にできることによって、自分好みのオリジナリティある空間が作れるだけでなく、他のユーザーを惹きつけやすくコミュニケーションのきっかけが生まれやすくなります。
5. コスト
低コストではじめたいからといって、数字だけで各社を比較すると逆に失敗につながる可能性があります。
いくら低コストでも、自分の目的とプラットフォームの特徴が合っていなければ、意味がありません。
コストを抑えたいのであれば、まずは目的を明確にすることが大切です。
目的に合ったプラットフォームをピックアップしたうえで、そこから費用を比較して検討していきましょう。
6. アバターの有無
メタバース空間では、多くの場合は自分自身の分身であるアバターを使って利用します。
しかし、中には、アバターを使用しないプラットフォームもあります。
好みにもよりますが、アバターを用いた方がより没入感を得やすくなり、効果的な利用ができるでしょう。
日本発の有名なメタバースプラットフォーム4選!それぞれの特徴を解説
ここからは、日本発の有名なメタバースのプラットフォームを4選紹介していきます。
まとめると次のとおりです。
- cluster
- REALITY
- XR CLOUD
- HIKKY
1つずつ見ていきましょう。
1. cluster
最初に紹介する日本発のメタバースのプラットフォームは、株式会社clusterが運営する「cluster」です。
メタバース空間の作成やユーザー同士のコミュニケーション、イベントの開催や参加など、幅広い楽しみ方ができます。
日本初のメタバースプラットフォームとしてユーザー数も多く、SNSのように使えることから初心者の方にもおすすめでしょう。
スマホとPCのどちらにも対応しており、気軽にメタバースを体験することが可能です。
2. REALITY
2つ目に紹介する日本発のメタバースのプラットフォームは、、株式会社REALITYが運営するバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」です。
簡単な操作で楽しめるスマートフォン向けメタバースで、アバターを使った個人のライブ配信を軸としています。
空間やアバターを作成して、リアルなライブ配信でたくさんの視聴者とコミュニケーションをとることが可能です。
また、法人向けのコンテンツとして、3DCGとXR技術を採用した、XRクラウド事業「REALITY XR」も展開しています。
3. HIKKY
3つ目に紹介する日本発のメタバースのプラットフォームは、株式会社HIKKYが運営する「HIKKY」です。
世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」の運営を手掛けたプラットフォームで、完全オーダーメイドでのイベントプロデュースを手掛けています。
そのため、用途やジャンルを問わず、幅広い事業での集客・販促に活用できるのが大きな魅力です。
4. ZIKU
4つ目に紹介する日本のメタバースのプラットフォームは、株式会社ジクウが運営する「ZIKU」です。
ビジネス業界での活用に特化しているのが大きな特徴。
実際の展示会場のようなリアルなオンラインイベントを実現でき、比較的簡単でコストを抑えた利用が可能です。
また、来場者の情報や行動履歴が把握できるうえCSVファイルでダウンロードも可能なため、イベント開催後も商談創出に便利なサポートとなります。
日本発メタバースプラットフォームはそれぞれの魅力がある
いかがでしたか?
日本の有名で人気のあるメタバースプラットフォームとその特徴を紹介しました。
本記事のポイントをまとめると次のとおりです。
- 近年は、日本発のメタバースプラットフォームが続々と誕生している
- 日本発のメタバースのプラットフォームを選ぶ際のポイントは「利用目的に合ったものか」「法人向けか個人向けか」などをチェックすること
- 日本の有名なメタバースプラットフォームは「cluster」や「REALITY」など
日本国内のメタバースのプラットフォームは、利用者の増加に伴い、今後もますます拡大・発展していくことが予想されます。
メタバースは可能性や未来がある分野であると同時に数々の課題もある分野です。
今後の技術の進歩により、次世代のビジネスに大いに活用できることが期待されています。